「今日も今日とて、一般質問」

今日もほぼ缶詰状態で質問準備、
途中で頭痛がして、
2時間不覚にも昼寝をしてしまって
慌てています。


土地開発公社」のことを調べる内に
興味深いことが分かってきました。
土地開発公社の仕事は、
自治体に替わって、土地を先行取得し
後で自治体が買い取るというしくみです


形のうえでは自治体とは別組織になっているので
議会のチェックは及びません
しかし自治体が100%債務保証をしています


議会の目は届かないし
お金は自治体保証で潤沢にあるわで
日本全国の土地開発公社は、
かなり大胆に土地取得を拡大していきました


しかし公社が保有している土地は
地価の下落で価値が目減りし
しかも自治体は公社が買い取った当時の値段で
買い取らねばならず
その差額が損失となります


高い買い物となっても
その土地に利用価値があればまだ救われますが
なかには10年たってもまだ使途がない遊休地を、
たくさん抱え込んでいる土地開発公社もあります


ちなみに生駒市土地開発公社
17年度、簿価(自治体が土地を買い戻す際に必要な額)にして
10年以上の保有土地、2570万円分


えー、2570万円分の土地が10年以上もほったらかし!
勿体無いなーと思われるかもしれませんが
なら県下12市のうちでは最も少ないのです


参考までに
奈良市 254億円・大和郡山市 74億円・香芝市 56億円・橿原市 42億円
天理市 39億円・五条市 30億円・大和高田市 23億円・桜井市 22億円
御所市 19億円・宇陀市 5億円・葛城市 2億円・生駒市 2570万円
ついでにお隣の平群町33億円


10年以上も使い道のない土地をこんなに抱え込んで
一体どうすんねん!
借金で買い込んでいるので、利子も益々かさんでいきます
そしていずれは買い取ることになる自治体財政を圧迫していきます。


生駒市土地開発公社は群を抜いて
健全な運営をしていたのかもしれないが
このたびの事件で、土地開発公社の危うさが露呈しました


今後はさらに、土地開発公社の公正な運営がなされるような対応策がとられると思い
ます
(私の質問内容でもある)