東日本大震災

気が付けばもう3月も下旬になりつつある。
前回のブログよりも相当期間が経ってしまった。
先週で予算委員会も終わり、3月議会も終盤になってやっと
これから選挙準備のほうにとりかかれる。


選挙関連の事務が山のようにあって、挨拶マ回りや街頭活動
まではとても手が回らない。
他候補のあいさつ回りや目だった街頭活動、新聞折込チラシ
を見聞きするにつけ、こんなんで私大丈夫なんだろうかと
うつむき加減な気持ちになるが、だんだん時間が限られて
くるし、もう仕方なしという気分。


選挙は努力半分、運半分という気がする。
今頃になるといろいろな候補者の折込チラシや
紹介リーフレットを目にするが、
どれもこれもよく出来ていて候補者の魅力が存分に
発揮された内容になっている。


有権者がこういう宣伝物を参考に選ぶとしても、
こう素晴らしい人物アピールばかりだと、どこで甲乙つける
のか難しいであろう。


さて、この10日ほどですっかり世相が変わって
しまったような気がする。
こんな大災害に日本が見舞われるとは予想だにつかなかった。
3月11日地震が発生したとき私は美容院の椅子に座っていた、
突然めまいがして、気分が悪くなり椅子からずり落ちそうに
なった。
ここのところの寝不足がたたってとうとうめまいまで
してきたか・・・と体調に不安を覚えたが、そこにいた全員が
同じように思ったらしい。
後で青森の方で地震があってその影響らしいという一報が
あって震度6弱というものだった。
でも遠く青森の地震が奈良まで及ぶなんてどういうことか
と思いながら帰宅してテレビを見たら、目を見張るような
悲惨な状況が時々刻々伝えられていて、終日テレビから目を
話す事が出来なくなってしまった。


こんな、こんな大災害が日本を襲うなんて・・・
関西に住んでいる私達は普段と全く変わりなく過ごしている
のに、被災者の窮状は一体どうだ!
自治体が丸ごと流されたりして地震だけならまだしも、津波
が一層被害を大きくした、まるで想像だにできない悪夢のような
出来事である。


死亡者の数は毎日更新して阪神大震災をとっくに上回る、
行方不明者の数も膨大。

地震津波と火災・・災害が幾重にも重なる。
そして更なるもっとも深刻な災害、原子力発電所の損壊。
この影響は悪くすると計り知れない。
テレビの報道だけでは、とてもじゃないが物足りないので
連日ネットで原発関連の情報をあさっている。
それで新聞テレビの情報とネットでは、災害のとらえかたに
差があるのをつくづく感じる。


私の原発に対する認識からすると、新聞テレビの報道は
随分抑えたものだと思う。
むしろ海外メディアの方がまだ私の感覚に近い。
日本政府もことさら「安心」を強調するが、額面どおり
受け取っていいものだろうか。


海外は福島原発事故の危険レベルを6、(チェルノブイリ
スリーマイル島5)と見ているようだが日本政府は5程度の
認識。
いつも放射線量は「ただちに人体には影響は無い」と枕詞の
ように付け加えるが、数日後や数週間後、数ヶ月後には一体
どうなるのだろう。


アメリカは原発から80キロ圏内にいる自国民に退避指示を
出しているが、日本政府の退避指示は20キロ圏内である
この差は一体何なんだろう。
あまりにも差が大きすぎる。その他いろいろ腑に落ちない事
がたくさんあるので、相変わらずネットで情報を集める日々
である。(もう、時間が無いというのに・・・)