「予算委員会」

昨日で予算委員会が終了しました
企画総務委員会は議案が多く、
終了したのが4時半ごろでした
これまで全ての議案が可決されてきましたが
企画総務委員会では2つ議案が否決されました、
とても残念です

否決された議案は
・「コンプライアンス（法令順守）条例」
議員等による職員への口利き、
働きかけの防止を目的に、
議員等が職員に対して要望したこと全てを文書化し、
公表するという制度

　　
現在このような制度を実施している自治体は、
鳥取県、高知県、長野市、福岡市等、多数あり、
情報公開の推進や政治の透明性、
公正性の推進に効果を挙げている。

・「政治倫理条例」
議員等が自ら、綱紀粛正の為、資産を公開したり、
口利きや働きかけを禁じたり、
市の公共工事や納入契約を辞退することを定めたもの
奈良県でもこの条例を制定している自治体は多いが、
内容は格差あり。
生駒市は現在、条例はなく極めて緩やかな要綱となっている

この政治の公正さを担保する２つの議案が
否決されたことが、残念でたまりません
せめて、法令順守条例は可決してほしかった
某地方紙では、議員等からの要望の文書化を
「言論弾圧」と評していたのには驚いた
先進的な自治体から、この制度を取り入れているのに・・・

私は、鳥取県に行ってこの制度について学んできましたが、
この制度が始まってから、
文書化する件数は年々減っていき、
代わりに一般質問や委員会での質問件数が増えた、
議員等からの圧力を感じなくなったと、聞きました。

しかし、鳥取県の片山知事のリーダシップでも、
議会の抵抗が大きく、制度化するまでかなり難儀したようです
だから山下市長もあきらめず、
何度も議案を提出してみてください

私達議員提案の「倫理条例」も、今回は否決されたけど、
提案方法については、今から思えば反省点が多々あります
又、叶うものなら来期再チャレンジしていきたいです。