「選挙の思い出」

結果は出たけれど、まだ選挙は終了していない
昨日はやっと事務所を引き払った
収支報告書の作成もこれからだし
まだお礼の電話が残っている
数が多いので、なかなか行き渡らず
遅くなるほどに、申し訳なく気おくれがする


生駒市民の税金を頂いて、議員の仕事をしていくわけだから
私に投票してくださった人も、しなかった人にも
全ての人に・・である。
(文書違反になるので、適当な2文字を入れてください)


選挙期間中、一番の思い出はK子さんのこと
彼女は聴覚障害者であるが、
さいころから親に厳しく訓練されて
読唇術ができるので、どうにか相手の言葉が理解できる
彼女の言葉も最初は分からなかったが、
慣れてくるとどうにか聞き取れる
これも厳しい親の訓練の賜物であるが
何度も叩かれて、泣いたそうだ、
しかし、親の深い愛が理解できて、
いまとなってはとても感謝しているという話を
身振りを交えてしてくれた


彼女と知り合うきっかけは、
手話通訳料の無料化を議会で取り上げた事
結局、前の中本市長時代は実現しなかったが
山下市長になってから、手話通訳の無料化が決定した


あまり私が役にたったとも思えないが
とにかく彼女はとても感謝してくれて
選挙の応援に駆けつけてくれた


選挙カーで一生懸命お手振りをしてくださった
マイクは使わないが、彼女なりに窓から懸命に
声がけもしてくださった


それだけで十分ありがたいのに
彼女は、お手振りしか満足にできなくて
申し訳ないと手を合わせるように言う


それを聞いていたスタッフの一人は、
もう目に涙があふれそう
私も、うっと胸が詰まって目が
ウルウルして泣きそうになったが
ぐっとこらえて、こうして応援に
駆けつけてくれていることがとてもありがたく、
うれしいことなのだと力説した


選挙期間中のとっておきの思い出。珠玉の輝き。