「北部地域開発特別委員会」

「北部地域開発特別委員会」

学研高山第2工区開発問題を扱う委員会である、
通常午前中に終了してきたが、
今日は午後4時半過ぎにやっと終了
もう、すっかりくたびれた


今回、町づくりイメージ案が提示された
第2工区288haの内、200ha以上自然を残し
55haほどが住宅地となる
計画人口は4700人
道路も精華町を結ぶ高山東西線ひとつとなり


都市再生機構の案より、
道路も住宅地もかなり縮小され
市負担金額がかなり圧縮される


これで生駒市都市再生機構と合意できるかどうかだ


委員の中からは合意も至らず、この計画が破綻した場合
都市再生機構から損害賠償請求を求める訴訟が起こされるのでは
と危惧する意見が、あいついで出された。


それに対して、おそらくUR(都市再生機構)は訴訟しないであろうし
訴訟されたところで、生駒市には勝算ありとの答弁だった


国会での議論では、URは用地買収に625億円つぎこみ
その金利がかさんで1千億円以上もの土地代になっているという


そこに宅地造成やらその他もろもろの費用を含めると
一坪単価50万円程になるらしい
相場が25万円なので、半額にしないと売れないと言う事だ
単純に考えると、全部で500億円値引きしないと
市場価格にならないということで
もともとが採算性を度外視した無謀な計画であったのではないか


URはこの国会答弁の中でも
この事業を行って宅地販売した場合
どれほどの赤字が想定されるか、答えていない


もし訴訟となればこのあたりも明らかにしなければならない
URも自らの矛盾が露呈する事は躊躇するのではないか


生駒市もURもまだイメージ案の段階で
先行き不明瞭である。


7月には事業評価委員会があって
あるいは高山第2工区開発計画は中止、
なんてこともありうるかもしれない。