「生駒市の学童保育を考える懇談会」

昨日、議員と保護者を交えての学童保育に関する会合がありました。
私が議員になってからは今回が初めての集まりで、
総会形式ではなく座談会形式で、
参加した議員は新人が5名と、2期目が2人。
保護者が20名弱?で予想よりも小さな集会でした。


最初に学童保育の概要説明があり、
問題点や今後の取組みの話のあとで
小テーブルに分かれたメンバーで自己紹介やら感想、
意見の交換があって2時間弱で終了。


ざっくばらんな印象で、学童保育の啓発と交流会といった感じでした。


私は子育て中はずっと専業主婦で、
子供を学童にあづけた事がありませんが、
昨年、知人に学童保育の現場を見て欲しいと言われて、
ちょうど一年前の8月に市内12箇所の学童巡りをしました。
それをテーマに9月議会でも一般質問したので、
学童については関心を持つようになりました。


学童保育は下校後、あるいは長期学校の休業日において、
子供達の第2の生活の場となりますが
共働き所帯が増えて、学童入所も増え、
受け入れ態勢が追いつかない現状があります。


問題の一つが大規模化です。
厚生労働省ガイドラインでは最大70名、
適正40名となっていますが、
生駒市の場合、70名を超える学童が5箇所あります。


一人当たり面積、1.65平方メートル(ガイドライン基準)
を切っている所も2〜3箇所あるのではないでしょうか.


体調が悪い時に必要な安静室がない学童も多いし、
学校施設(体育館、多目的ホール)が利用できない学童もあります。
また指導員さんの手が足りない学童もあります。


でもこれでも2〜3年前から比べると随分改善されました。


全学童で延長保育が始まり、正規職員も増えました。
学童2箇所で立替、増設工事がされます。


自治体によっては学童保育そのものがないところや、
高学年は対象外となっているところ、
障害児童を受け入れないところもあります。


生駒市学童保育体制は、高学年も障害児童も受け入れており、
学童待機者は、ほぼありません。


全国的に見れば、なんら遜色は無いとは思いますが、
それでも子ども達には、より良き環境で育って欲しい、
次世代を担う健全な青年に成長して欲しいと願っているので
第2の生活の場である学童保育には力をいれていきたいものです。


去年学童巡りをして気づいたのは、指導員の存在の大きさです、
指導員の持ち味が学童全体の雰囲気に反映されます。


指導員が余裕と愛情と規律をもって、児童と接する事ができるよう、
設備の整備もさることながら、研修や給与などの待遇、
保護者の理解や支援も手厚くする必要があると感じました。


指導員は学童においてはお父さんやお母さん、
あるいは教師の役割まで担うのですから
本当にありがたく、尊い存在だと思います。


去年学童巡りした時、この暑さの炎天下の中、
子どもを見守りあるいは一緒になって遊ぶ姿に、
親でもここまで出来んよなーと、感慨にひたりました。