「学童保育巡り」

朝夕は若干マシになったものの
相変わらずの日中の暑さにはもう閉口する
室温30度では頭がボーっとして知的作業は不可能
ただ、なんとか生きているだけ。
もう降参しました、遠慮がちにクーラーのお世話になります。


ここのところ連日学童保育巡り、
12箇所あるうちの8箇所まで回った
学童それぞれに事情が異なっているのであるが
それでも幾つかの共通した課題が浮かび上がってくる


先ず障害児童の受け入れ体制について
更なる配慮が必要である。
障害児童の対応には専門的な知識が必要であるのに、
担当指導員には特別な講習はなされていない。


そして大変な仕事の割には給与が低いので、
障害児担当の指導員は募集しても
なかなか集まらない現状がある。


障害児童を学童保育で受け入れる事は
特に学校の長期休業日の場合必要だ。


子どもは一人では遊びに行けないので
長い休みを家で親とだけでずっと過ごす事になる
親も子どもの相手ばかり出来ないので
子どもはテレビばかり見て過ごすような単調な日々となる。
それは親にとっても子にとっても、しんどいことだ。


だから生駒市が障害児童を学童で
受け入れている事は良い事だと思うが、
担当指導員については改善点があるのではないかと思う。


安静室(休憩室)の無いところが多いのも、
つらいところである。
今は8時〜5時(延長は7時)まで学童で過ごすのであるが
途中で体調がすぐれなくなっても、静かに休む場所が無い。
また指導員も休憩する場所がないので、
イカーの中で過ごしている。
学童の中には増設する余地のあるところもあるので、
なんとかならないものかと思う。


指導員の待遇が低いのも問題だ。


指導員は子どもがけがをしないよう、片時も目を離せない。
勉強もみるし、遊び相手にもなる、
レクリエーションも企画する
健康状態にも気を配り、親の相談相手にもなる
生活のしつけも怠らず、学童保育の勉強会にも
参加して自己研鑽を積む。
この給料でこれだけのことをしようと思ったら、
奉仕の精神がないとやっていけない。


しかし学童保育もだんだん仕事が増える傾向にあり、
いつまでも、指導員の奉仕の心意気に
甘えていていいものだろうか
現に体調を崩すギリギリのところで
踏ん張っている指導員さんも何名かいて、
これはもう、一刻も早く手を打たないと
病気になってしまうと感じたところもあった。


介護の現場でも言える事であるが、
学童指導員は本当に大変な仕事なのに、
それに見合った対価が支払われていない。


問題点の改善には財政負担が伴うが、
なんとか出来ないものか。