今日の一日

午前中、東大寺へEMの培養液生成作業と
散布作業の見学に行った。


東大寺では住職の肝いりで昨年の11月から
EMをつかって境内の池の浄化、
松の育成等に取り組んでいる。


東大寺の裏にある大きな倉庫に、
EM培養液装置が設置されていて、
住職自らが陣頭指揮をとり、5〜6人の男の人たちが
作業に携わっていた。
住職は「おかみ」と呼ばれていた。
余程、位のある人なのか、
もらった名刺にはいろんな肩書きがついていた。


同行した知人によれば培養装置が55万、電気配線、
攪拌装置など初期投資だけでも
100万円近くかかっているのではないかという。
設備、マンパワーともさすが天下の東大寺
やることが大きい。


悪臭がしていたという池も全然、臭気はなかった。
松にはEMセラミックを根元から上1メートルまで吹きつけ、
葉には培養液を吹き付けていた。
以前は栄養液を松に注入していたが、
効果がないのでEMに変えたという。
まだ3ヶ月ほどしか経っていないので、
目に見える効果は分からないが、これで成果が証明できれば、
EMを利用する所は増えていくだろう。


生駒台の池でもEM投入を始めてから2年ほどになる、
先週作業している時に気づいたのだが、
明らかに飛来する鳥の数が増えた。サギとカモ。
動物は池の変化を感じ取っている。



午後は生活学奈良県大会に参加した。
「食育」が主たるテーマで、家庭で調理する事の大切さの話。
調理すると脳の働きが活発になることが
科学的データによって示された。
特に親子で調理すると子どもの能力アップにつながるという。


講師の中に偶然昔の知り合いがいた、
彼は10年以上前から
学校に行けない子ども達の居場所作りの活動を地道にやっていた。
当初は小さな集まりだったのに、
今じゃ講師として大きな影響力を持つ人になり、
勿論更に拡充した活動を子ども達のため、
環境保全のため行っている。
彼は年収300万弱で、
NPO活動していたらこんなものですよと言っていた。
ちなみに彼の知り合いのNPOはまだ少なくて
「お前はセレブやなー」と言われたらしい。


収入は多くはないが、
彼の顔見てたらホントに豊かな感じがして格好良かった。
やっぱり行動を積み重ねていく人って素晴らしいよ。
キラキラ輝いていた。
私は半分以上、口ばっかり知識ばっかり。
行動している人にはかなわない。
彼らの取り組みのひとつの「菜の花プロジェクト」
がとても楽しそうだった。