池の浄化作業

毎月第4月曜日は生駒台の光明池
EMによる池の浄化作業を生駒台生活学校で行う。


昨日はその作業日で数名が集まって
池にEMの活性液を流し込んだり、
EM団子といって野球のボールほどの大きさの
EM菌を土で固めたものを作る。


(EMとは有用微生物で自然界に存在するものであり
全く副作用無く、自然の浄化や蘇生作用がある。)


そしてEM団子は一ヶ月干して、池に投入していく。


これが大体の一連の作業である。


この活動を始めてかれこれ2年以上がたった。
当初ひどかった池の臭気は無くなったが、
池の澄み具合は確認できない。


現在の池の状況は一面睡蓮で覆われていて
ほとんど水面が見えない状態だ。
この睡蓮がくせもので、すごい量の睡蓮がやがては枯れて
朽ちた葉や茎が水底に溜まってヘドロになってしまうようだ、
おまけにこの池はどこからも水が流れ込まず
雨水が溜まるだけで、循環していない。
だから、EMを投入してもなかなか成果が
出にくいのではないかと思う。


しかし、見た目ではあまり変わりないように見えるが、
池に飛来する鳥の種類と数は増えているし、
町の昆虫博士によると、それまで生息していなかった
「四ツ星トンボ」が池で確認されたと言う。


やはり以前とは違っていることを
自然界の生物は感じ取っているのだ。


それに池で撮った写真に「たまゆら」が写っていた事があった。
たまゆら」とは「オーブ」ともいわれ、
3次元のものではなく、自然霊とか妖精の類。
心霊写真のようなネガティブなものではなく、
ポジティブなもので喜びの表現らしい。


白っぽい透明な球体がいくつも写っていた、
中には鳥の形のものもあって、作業する人の肩に乗っていた。
もちろん目で見えるものではなく、
偶然写真に写る事もあるという、心もとないものだ。


自然が喜んでいる現象だと勝手に解釈して
大いに盛り上がったが、
「オーブ」が浄化された証だと言っても
普通は誰も相手にしないから、
どうしょうもない。


明確な水質改善の数値がでてこないと
説得力に欠けるであろう。


もう3年目になろうかというのに
なにか明確な成果がほしいところだ。


作業に加わる人も、高齢化のためだんだん減ってきた。
当初は80代の方々もいたのに
もう作業に耐えれなくなった。


もともと高齢の方が多かったので
途中で病気になったり自宅療養であったりと
一人減り、二人減り・・・


池に団子を投げこむのは、
出来るだけ池の中心部まで投げなくてはならないので、
腕力が要る。それはメンバーの中ではまだ若手の私の役。
当初は筋肉疲労で肩が後でがくがくしたが、
このごろは慣れてマシになってきた。


昨日は職員の方が投げ込み作業をしてくださったので、
ありがたかった。でも、これからは甘えてはいけないと思う。
職員の方は市のお仕事があるので、邪魔をしてはいけない。
生活学校の先輩方にそのあたりを理解してもらわないと。


東京駅近くを流れる日本橋川
かつてはヘドロの川であったが、
EMの浄化プラントからEM活性液を流す事によって
今では鮎さえ生息できるようになった。
10月26日に現地調査に行く予定である。


生駒市竜田川に応用できないものか。