生駒中学運動会にて

今日は朝から快晴、絶好の運動会日和。
生駒健民運動場で生駒中学校の運動会があった。
生駒中学は現在新校舎建設中なので、
仮グラウンドでの運動会で、予行演習が出来ず
いきなりのぶっつけ本番であった。


競技種目も必要最小限に絞った感じで少なかった。
最初の挨拶で日差しが強かったせいか
生徒が一人倒れて驚いたり進行が多少もたついたりしたが
何しろ事前の練習なしの割には、
まとまっていてアットホームな雰囲気で良かったと思う。


隣のご婦人とすっかり意気投合して、
いろいろ話し込んでしまった。
お子さんが障がいをもっておられて、
高校卒業後の行き場やなくなったらどうしょうとか
親が高齢化して子どもの世話ができなくなったらとか
親が死んでしまったらこの子はどうなるのとか、
いろいろな心配事を述べられた。


私にも家族のように親しくしている友人に同じ障がいの子がいて、
このご婦人と同様のことを言っていた。


いろいろな福祉支援制度を利用することによって
これらの不安のいくつかは解消できるが、
まだまだ、充実、改善しなければならない所はある。


障がい児を持つ親が将来に不安に思うことがないような
体制、制度つくりを行政や民間で福祉支援活動を
しておられる方々とともに考え作っていきたいと
あらためて強く感じた。


このお母さんは子どもの得意な分野を生かして
就労をさせることも望んでおられた、
しかし障がい者の就労状況の厳しさに愕然とされている。


就労は単にお金を得るというだけでなく、
社会に参加して貢献しているという意識が、
その子にやりがいや達成感、喜び
人間的な成長につながるということを
よく理解されていた。


そして地域の人々の理解と協力、やさしい眼差しの中で
障がい者が地域に根付いて生きていくことの大切さも
実感しておられた。


誰も排除されない、障がいも個性として受け止めれる
おおらかで優しい地域社会、
そんな生駒市になってほしいねー。