西畑棚田クラブ

昨日までの暖かさもどこへやら今日は寒い。


昨日は西畑の棚田で野外作業。
じゃがいも植え付けの畝つくり。耕運機で耕すのに
雑草の根が絡みついて邪魔になるので、
クワで浅く雑草を掘り返しながら、雑草を取り除いていく。


暖かい陽気のなかクワで耕していると、汗がふきだす。


お昼は食事ボランティアさんによる豚汁、具沢山で
おにぎりがあれば完全栄養食である。


山作業や、花畑、野菜畑など方々に散らばったメンバーが
昼時には一箇所に集まって豚汁での昼食会、
メンバー手製の惣菜もふるまわれたりして和みのひと時である。


地域の長老らしき人も様子を見に来られたりする。


午後は大阪の小学校のエコクラブのお子さんと共に
椎茸菌をコナラの材木に埋め込む作業をした。


一メートルの長さのコナラに穴を開け、そこに椎茸菌が
入ったコルクを押し込んでいく。
数が多いのでけっこう時間がかかった。


椎茸菌の入ったコナラの材木をくみ上げて、乾燥を防ぐ為
たたみムシロを上にかけておいて、2ヵ月後には
とりはずして、材木を組みなおし。
約一年半後に椎茸が収穫できるという。


椎茸が収穫できるまでこんなに日数がかかるなんて知らなかった。


コナラも短いのに重くて扱うのが大変だった。
椎茸栽培に使うコナラは生育暦10年ものが適当で、
今回使用分は2〜30年経っているので適当ではないが、
里山の管理が追いつかないので、どうしても育ちすぎの木を
使う事になってしまうのだ。


またコナラではなくシイが(椎茸というくらいだから)本当は
ふさわしいのであるが、西畑の里山にはシイがないので
コナラを代用しているという。


子供も大人も慣れない作業にけっこう必死に取り組んで
ようやく終わった。


あらためて周囲を見渡してみれば、間伐で手入れされた森の中は
木漏れ日が差し、風がやさしく吹き渡り、本当に居心地がいい。
久しぶりの山作業に心が和む。