ある女性市議の嘆き

日本の映画「おくりびと」がアカデミー賞外国語部門を受賞した。


私もこの映画を見ているが、確かに受賞するだけのことはある
良い映画である。


優しく繊細で美しく、笑いもある作品だ。
初めて「納棺師」という仕事があるのを知った。


普段は意識することが無い「死」、いつまでもこの命が
続くような錯覚の中で生きているが、映画を見ると
今更ながら「死」を身近に感じる。


人はどこからかやって来て又どこかへ去っていく、
つかのまの人生の中で泣いたり笑ったり、怒ったり・・・
いろいろな試練を乗り越えて、最後は飛び立っていくのだ。


全ての人が例外なく・・・


そう思えばあの人もこの人もいとしく思えてくる。


いつも いつもこういう心境でいることができたら
本当に幸せだと思うが、
実際はなかなかそういうわけにはいかない。


私と同じ2期目の女性市議のブログを読んだ、
ある市民団体のチラシについての記事だ。


そういえば以前このチラシを彼女に見せてもらい、
ちょっとこれはひどい書き方をしているなと感じたことを
思い出した。


すっかり忘れていたが、今日このブログを読んで
あらためてひどいなと思う。


人の痛みはかくも簡単に忘れてしまうが、本人にとっては
忘れがたく心の痛みとなる。


もしこのチラシに私のことがこのように記載されていたら、
小心者の私など卒倒してしまいそうだ。


この市民団体はよく議会の傍聴に来られている、
非常に熱心ではある。
議会情報を発信するのは良い事だと思うが、
受け取る人達はチラシの情報しかなく、
それに基づいて判断するしかないので、
偏った世論誘導にならないよう最善の注意を払わなくてはならない。


私もこの市民団体の意向と異なった意見であれば、
こんな非情な書き方をされるのであろうか、
あな、恐ろしや。小心者の私には耐え難い恐怖である。