ゴミ処理施設設置問題

新ゴミ焼却炉について周辺地区の住民と行政とで
大モメにもめている。


昨日その説明会が北のコミュニティセンターで
午後7時から9時まであった。
住民への説明会はこれで2回目である。


行政は四条畷市と交野市、集まった市民は主に生駒市北部の
北田原、光が丘、高山、北大和、あすかの等の住民。


四条畷市と交野市は40年以上経って老朽化した焼却施設を
新しく立て替えるのであるが、なんといっても問題なのが
建設用地。


予定地は交野市磐船(いわふね)地区で、ほぼ生駒市との境界
に接していて、おまけに生駒市側にぽこんと入り組んだ場所。


ゴミ処理施設の影響は地理的には明らかに生駒市側の方が大きい。


ゴミを出していない生駒市民が他市のゴミ処理施設の影響を
こうむるのは、どう考えても理不尽で、集まった市民からは
2市に対して批難ごうごうである。
いくら施設の優秀性や環境アセスの説明をしてもらっても、
立地場所が当該地区である限り、絶対譲れないのだ。


だけど、2市の市長は全く計画変更の意思が見えなかった。
ただひたすら「当該地区での建設計画に理解をお願いします」
を繰り返すばかり。
いくら、生駒市民が厳しい意見を述べても用地変更になんの
進展も無く、集まった市民は憤懣やるかたなく会場を後にした。


一回目の集会も最終的には、両市長が当該地区での建設に対する
理解を求める発言に終始。今回も同様。


一体、建設用地が変更される可能性があるのだろうか・・・


会場にただ一人四条畷市の市会議員が来られていたので、
そちらの市議会ではこの生駒市民の反発をどのように
捉えているのか、そして施設建設計画が変更される可能性に
ついて聞いてみた。


聞いてがっかり。異議を唱えているのはこの集会に参加されている
市会議員だけで、あとの議員は生駒市民の反対等ほとんど
意に介してはいないという。
(やはり、他市の市民感情など選挙に関係ないからか・・)


新しいゴミ処理施設については予算も付けられて、
粛々と進められているという。


両市に反対しても通じないのであれば、
大阪府知事に異議を申し立てればどうかという声もあったので
聞いてみたら、大阪府も早くこの計画を進めよと両市に促している
という。


今回、説明会を開いたということが(例え全く同意が得られなくとも)
計画を進める上での実績を上げたということになるらしい。


四条畷市の下田原の住民がまとまって反対行動をすれば、
場所変更の可能性はあるかもしれないが、どうもまとまった
行動がとれず、ただ説明会をボイコットすると言う程度の
意思表示では効き目がないだろうと、この市議は言っていた。


この先3回目の説明会が開かれるであろうか、
場所変更の可能性のない説明会ではまた同じ事の繰り返し。


他市に入り組んだ境界線にゴミ処理施設をもってくるなんて、
ちょっとひどすぎやしないか。
周辺地区(例え行政区が違っても)の住民の反対があっても
法的には問題なく建設ができるのだろうか。