常任委員会

午前中は私が属する都市建設委員会。
議案が一つ、その他の項で質問二つ。
30分で終了。市民傍聴1〜2名。


午後は市民福祉委員会、注目の新病院設置条例が
審議されるとあって、傍聴者50名以上か・・
冒頭、設置条例の修正案が樋口議員から出されて
その審議で4時間以上かかった、
案件の審議が全部終了したのは6時過ぎ。
長かったー。


傍聴議員の私でさえ大抵疲れたのであるから、
目前で審議されている委員は尚一層大変であっただろう。


設置条例修正案の審議は予想以上に紛糾した。
設置条例がすんなり可決されるとも思っていなかったが、
このような内容の修正案が出されるとは予期せず。


・原案には無かった「病院事業推進委員会」なるものを
 新たに設置する。
・委員会には県・地区・市の医師会代表、市民、議会
 行政の代表で組織する。
・委員会委員の選任には議会の同意が必要
・病院の建設、病院事業の策定段階から重要事項を
 この委員会で審議する。
・病院事業者はこの委員会の答申に基づいて病院事業計画
 を策定しなければならない。


主にこの部分が争点となった。


たしかに市立病院であるから市民や行政、病院関係者を
交えて新病院を核とした地域医療を考え改善していく
システムや提言していく場は必要だと思う。


しかし、この「病院事業推進委員会」には過分な権限が
付与されていて、しかも構成委員には あからさまに
新病院に反対している医師会代表が入っている。
病院事業計画などをこの委員会の審議事項とすることは、
今まで積み重ねてきた成果を
また一からやりなおすことになりかねない。
210床が保証される期間は限られており、
この委員会でこのような事項まで審議していては
「時間切れ」になる恐れがある。


また、あの参考人招致から察するに、
医師会がどのような提案をしてくるのかは新病院にとって
大きな不安材料である。


山下市長は「この修正案は病院潰しだ」と厳しい口調で
言い放った。


確かに病院潰しになる可能性をはらんでいると私も思う。


4時間以上議論して採決の結果は
賛成少数で修正案も、原案も否決ということになった。


最終本会議で議員全員で採決が行われるが、
このままでは設置条例可決は難しくなってくる。


あー、どうしたものか・・・