新病院について識者の意見

2010年の正月も終わった、
これから立ちはだかるのは生駒市長選挙、

誰が市長になるかで生駒市政は激変する。


樋口候補の医療政策について、
ある識者からご意見を頂いた。名前を明かせないのが
残念であるが、医療事業に高い見識と経験を有する人
である。


樋口氏の医療政策の欺瞞性を厳しく激しく指摘されて
、原文のままではちょっと掲載がはばかられるので
ソフトに概要を載せる。


「樋口政策の生駒市医療の現状分析について」

・総合病院閉院後暫定医療は手付かずで不備なままである。
しかし、病院や診療所が増え医療環境は改善されている。


指摘→暫定医療は当初市立病院を熱望していた医師会が
   やるべきところ一向に実行できていない。
   特に救急医療は悪化の一途。
   病院の数や表面的輪番制を議論しても虚しい。
   実際にたらい回しや救急車立ち往生の実態を見て
   判断すべきもので、樋口論は誤情報によって市民を
   騙すことになる。


・公的病院を担い手とする市立病院の建設を計画していた
のに、民間病院を指定管理者としたので医師会との関係が
悪化した。


指摘→何故民間が悪いのか不明。民間の方が余程優れてい
   る面が多い(顧客志向、黒字経営、従業員教育、
   生き残りに必死、など等医療をサービス業の一環と
   してとらえる。


「樋口氏の市民が必要とする病院建設、医療体制の提案」


・地域の医療機関と連携して暫定医療を即刻開始する。


指摘→だから早急に市立病院を開設しようとしたのに、それ
   を阻止しようとする医師会とそれに便乗した議員がこの
   状況を作った、その責任は重い。
   今の医師会では暫定医療の実施は期待できない。
   患者がやむなく市外の医療機関を受診する形は変わらない。


・地域医療の強化には一定の財政負担を。大学病院か医師会
を指定管理者とする病院を建設して、年間3億円の
財政支援をする。 


指摘→大学病院や医師会の病院では、年間3億円では
   すまない可能性が大きい。3億円の根拠を明確に
   してほしい。
   赤字部分のみを市民病院にやらせ、医師会メンバー
   の医療機関には儲かる部分を温存させようという
   医師会の主張を丸呑みしようとしているのではないか。
   病院経営の経験のあるものからすれば、ド素人感覚。
   この地方財政厳しい折柄、黒字経営の市民病院だから
   こそ意味がある。
   

「病院建設に際し、市民に対する説明責任を」

・将来への不安や負担が残るような病院建設は許せない、
財政リスクを検証し説明責任を果たす。


指摘→最初から年間3億円の赤字ありきの樋口政策こそ
   将来への不安と負担ばかり。
   大学病院も医師会病院も全国的には経営危機状態。
   また、医師などの人材確保は県立医大でもましてや
   医師会にも力がない。
   現計画でも不安はあるが、その不安を極力解消する
   ために、病院事業推進委員会を設置したのにそれを
   機能不全に追いやったのは樋口氏であろう。
   その本人に説明責任を言う資格があるのか。


解説→病院設置条例の中に病院事業推進委員会の設置が
   定められているが、委員会の構成メンバーに医師会
   代表と具体的に定められている為、医師会代表委員
   が辞任することによって委員会が休止状態となった。

   原案には医師会代表の具体的記述がなかったが、
   後に樋口氏が修正案で医師会代表と具体的な記述を
   加えた。
   このことによって医師会代表は辞任することによって
   委員会を休止状態に陥らせることができるという、
   特別な権限をもたせることになってしまった。