選挙にまつわる話

今年最後の、いこま棚田クラブ作業日。
私は西畑の里山の中に入って、シイタケ栽培の原木にする木
を見つけて印を付ける作業をした。


原木の寿命は5年ほどで、5年も経つとスカスカになる。
交換する原木にふさわしい樹齢25年ほどのクヌギとコナラ
を探して山の中に入る。


昨夜降った雨で山全体がしっとりしていて、芳しい香りが
たちこめている。手入れされた里山は本当に気持ちがいい。


午前の作業が終わるとご苦労さん会で、炊きたてのごはんと
豚汁、大根の味噌煮が振舞われた。
私も味噌煮作りに一役買った、4〜50人分という大量の献立。


親子連れも沢山きていて、小さなお子さんで大層賑やか。
幼い子等は本当に可愛い、見ているだけで顔がほころんでくる。
普段なかなか接することが出来ない子ども達と触れ合えるのが
ここの活動の楽しいところだ。


でも、最近膝の調子が良くない。曲げるのがスムーズではなく
若干の痛みがある。歳のせいか体重のせいか・・・
野外作業に支障がでてきたらどうしょう、やっぱり体重が
重すぎるのだと思う。
食い意地が張ってるからなかなか痩せない。


さて、選挙関連の情報がいろいろ入ってくるが一番多いのが、
山下市長への誹謗中傷ビラ、かなり広範囲に戸別配布されて
いるようで、ここまでくると個人プレーではなく組織だった
動きになっている。
内容に対する感想は、ひどいこと書いてあるねとチラシに
嫌悪感を示す人のほうが私のまわりでは多い。


でも中には素直にビラの内容を受け取る人たちも、
結構いるのだろう。


このネガティブキャンペーンっていうのは
決して気持ちいいものではない。
発した方がツキが落ちるような気がする。


ところで最近新聞折込された樋口氏の提案内容で
「地域医療の強化には一定の財政負担を!」の記事に
驚いた。


「行政による一定の財政負担を前提に大学病院あるいは
医師会を指定管理者とする市立病院を建設して、年間3億円
限度に暫定医療、病院経営に対して財政負担します。」


大学病院って一体どこの大学病院が来るというのだ、
どこにどれだけの可能性があるというのだ。
高山第2工区に医科大学移転の構想案はあるが
病院移転ではないし、医科大移転も実現可能かどうか
全く未知数。


言うだけならなんとでも言える。
実現可能性の見えないことを言わんで欲しいよ。


医師会を指定管理者とする病院はまだどこにも無いと思う。
先例がないことを生駒市が先鞭をきって行うというのか、
誰にそんなノウハウがあるのだろう。
これから色々調査して研究して検討しなければならないだろう、
そんなたくさんの準備期間があるのだろうか・・・


どうやって医師を集めるのか、高い給料さえだせば医師は
集まるとこの業界に明るい知人は言っていたが、
誰が負担するのか。


医師会かかねてから不採算部門(小児科とか産婦人科?)
を行うのが公的病院の使命だといっていたが、
この医師会指定管理者病院は不採算部門に特化した病院なのか。


年間3億円負担というのはどこから出てきた数字だろう、
土地、建物を用意してさらに3億円の財政負担。
この病院は独立採算制ではないのか、生駒市が赤字補填すると
いうことか。


樋口氏は新病院については生駒市の財政負担が心配だと
繰り返しておられたが、この医師会指定管理者病院の方が
徳洲会指定管理者病院よりもはるかに財政負担が
大きいのではないか。


すでに議決した新病院設置条例では210床10診療科目が
明記されているが、そのことを想定しての病院提案なのか


どうも分からない事だらけの樋口氏の病院に関する提案である。


一体この年間3億円負担構想の中身はどんなものなんだろう・・