3月議会は終わったけれど

もう4月だというのに、ここのところ寒い
桜の開花も遅れがち。


さて3月議会も先日終了した、22年度の予算も可決された。
否決されたのは行政組織の改変と病院設置条例修正案。


新病院については3月議会を経ても、ほとんど進展なし。
市長選であれだけ山下市長が圧勝したから、この民意を
受けて議会の動向もさぞや変化するであろうと
期待していたが、全くはずれた。


相変わらず議会多数派は慎重姿勢である。


他の委員と比べて医師会委員に拒否権にも匹敵するような
特別な権限を与えている現行の設置条例を修正する案は、
多数派により否決された。


現行の設置条例でいくと医師会から委員が出されない限り、
病院事業推進委員会は開けないので、委員会休止状態が
いつまでも続く事になる。
つまりいつまでたっても病院計画は進まないと言う事。


医師会が期限までに委員を選出してこなかったら、
その時は多数派も設置条例の修正を考えるのであろうか、


それとも、山下市長がもっと医師会に誠意を示して、
医師会委員を出してもらえるよう努力せよ、努力が足りん。
とかいって、医師会委員が出てくるまでえんえん
待ち続けるのであろうか。


病院事業推進委員会は樋口氏が議員を辞めたので、
議会選出委員が一人分空席になっていた。
この3月議会では新たな議会委員が選出されることになった。
推薦されたのが伊木まり子市議と井上あつお市議。


私はなんとしても伊木議員になってほしかった、
医師としての経歴、また新病院計画にもずっと
関わってこられたいきさつもあるし、なによりも医療に
対する熱意は他者を圧倒している。


また、病院事業推進委員会の議論は専門的な内容が多く、
かなり医療界に見識がないと議論するのが
難しいのではないかとも思う。


私はこれまで開催された病院事業推進委員会を
全て傍聴したが、市民委員を始めとして専門性の高い議論
をされるのですっかり感心してしまった。


伊木議員が委員になればさらに議論がふくらみ、
濃いものになると期待したのだが・・・


多数決となると設置条例の修正案と同じでやっぱり負け。


せっかくの医師としての知識が推進委員会で
生かせないなんて勿体無いことだと思う。