生駒市政40周年式典

11月6日は生駒市政40周年式典と記念講演がサンホールで
開催された。
式典は9時半からだったのに私は時間を間違えて、
会場に到着した時は式典終了。
二度とない機会を逸してしまって何と言う馬鹿なことを・・


かわりに記念講演はしっかり聞くことが出来た
(ほとんどの議員は式典終了後帰ったようだった)


講師は北康利氏、有名な作家(私は全然知らなかった)
一時間ほどの講演だったが、大変熱がこもっていて
中味が濃いものだった。
演題は、福沢諭吉に学ぶ「国を支えて国に頼らず」


福沢諭吉の生きた幕末、日本人は危機感の無い危機が
迫っていた。
当時の清が列強の干渉により衰退したように、
日本には植民地化の危機が迫っていたのだ。


諭吉は旧態依然としていた日本を変革するため、
実に様々な制度や事物をもたらした、複式簿記・生保
損保・演説・本屋・ハヤシライス・慶応義塾大學・・
そしてあの有名な「学問のすすめ」で日本国民を鼓舞し
叱咤激励して、国難を支える国民を育てようとした。


今の日本も危機状態にあり、たとえば年間の自殺者数は
3万人ほどであるがだんだん増えており4万人に達する
恐れがある。
若年者の自殺も増えてきており、漠然とした不安がある。


自殺者の多さはロシア・韓国についで日本は3番目である。
欧米でも自殺者は多いと思われるが宗教上、事故死として
処理されがちなので表面化しにくい。


また他国に企業が流出するので日本では雇用が伸びず、
富裕層が国外に出て行っている。


「立国は私なり、公にあらざるなり。
国に養ってもらうのではなく、私達が支える」

「危機は迎え撃て」と講師は強調された。


そして視線を高くして先を読み取る為には情報が大切で、
新聞やテレビだけでは不足するという。
(世界の新聞部数のベストテンに日本紙が7社入っている)

そして豊かな人脈をもつこと。


大体以上のような内容だった。


私が思うに、
日本人は新聞やテレビの影響が大きい、情報操作しようと
思ったらこういうマスコミを押さえれば世論誘導できるだろう。

だけどこれからインターネット人口が増えれば、情報操作も
難しくなる。
もっともネットでもいい加減なものはあるが、
情報源や選択肢が増えるのは良い事だ。


私もネットを見るようになって物の見方が随分変わってきた。
新聞やテレビだけでは心もとない。


記念講演終了後、生駒駅北口改札でたところに40周年記念時計
設置の除幕式が行われた。
丸い形で竹まる君が描かれた可愛い時計。


生駒市がこの先も末永く安泰でありますようにと願わずにはいられない。