病院事業特別委員会

一昨日日曜日、連休最終日は棚田クラブ作業日。
一年一度のお楽しみ田植え作業日で、私も田植え
の為地下足袋を持って参加するつもりだったが・・


集合場所に着いてびっくり、50名の参加者で部屋
があふれかえっていた。
実習の近大生を含めて、田植え初心者が沢山来ていて
一度に田植え体験はできないので二部交代制にする有様。


私は今年の田植えは諦めて畑作業(サツマイモの植え付け)
に回った。
作業している午前中の天気は大荒れで雨・風・雷。
あまりひどい時は休憩小屋でしのいだ、
おまけに気温が急に下がって寒い。


この気候での田植え作業はどんなにか冷え込んだであろう。
幸い人数が多かったので作業時間は短かったようであるが。


天候が荒れていたので午後作業は取りやめ。
帰るころにはスッキリと空が晴れていた。


この頃の天候は急変するから予測不能だ。


さて、4月26日に病院事業特別委員会が開催されて
生駒市立病院基本設計図面の見直し案についての説明があった。


この見直し案は昨年9月の市民福祉委員会からの提言に
対応したものであり、従前の基本設計と比べると格段に改善
されたものとなっている。



「主な改善点」


全体的には
・地下一階〜地上八階が地下二階〜地上七階になり
・延べ床面積が約4500㎡増えた
・駐車台数が120台から162台に増えた
・エレベータが5台から10台に増えた(内3台は用途別)
・構造が鉄骨造になったことで工期が短縮され新しい免震
 工法となる。


1、地下2階部分
 (1)駐車台数が増え、安全面で問題がある機械式を止めて
    全て自走式にした。
 (2)供給部のスペースを確保して物品の一元管理が可能
    となった。
 (3)中央材料室のスペースが確保できた。


2、地下1階部分 
 (1)薬品庫のスペースが拡大したので1階薬局の面積が
    小さくなって、一階面積が有効活用できる。
 (2)災害時の備蓄倉庫を上階からここにもってきたので
    ライフラインが途絶えた時も人力による運搬が容易


3、1階部分
 (1)待合には全て採光が工夫されている。
 (2)エレべーターの配置変更により運搬や患者の動線
    短縮
 (3)安全面で問題のあるエスカレーターを止めて
    エレベーターの数を増やしている
 (4)事故防止のため玄関入口に到る人と車の動線分離
 (5)時間外出入り口を分かりやすいよう正面玄関に設置 



4、2階部分
  産科と婦人科の診察室・待合の分離


5、3階部分
 (1)ICU・DS(日帰り手術の待機・回復室)と手術部
    の動線短縮
 (2)各リハビリエリアを透明ガラスのパーティーションで
    区切る


6、4階部分
 (1)中庭4箇所設置
 (2)婦人科病床と産婦人科病床の分離
 (3)LDR(陣痛・分娩・回復を同一の部屋で行う)2室
    増設


7、5階部分
 (1)光庭4箇所創設
 (2)1フロア2看護


8、6階部分
  電子カルテルシステムに対応するため情報管理エリアと
  なっている、そして将来対応スペースとして必要最小限度
  の設備工事をしておく。


9、7階部分
  屋上庭園や地域交流センター、病院スタッフのための院内
  保育園設置


以上、まだここには書ききれないほどの改善点がある。
その結果、概算で総コストは10億〜20億円ほどかさむようで
あるが、より良いものを目指すならばこれは必要経費であろう。