やっと元通り

今朝、白庭病院で骨折した鎖骨をつないでいた針金を抜く手術を
した。

肩は神経が集中しているので、局所麻酔では針金を抜く時には
相当痛みがあると聞いていたので、臆病な私は本当に恐ろしく
前の晩はろくろく眠れなかった。


手術前の血圧はいつもなら100もないのに、140に跳ね上
がって精神的な動揺は正直に体に現れる。


手術台に寝て、いろんな検査器具をつけられて見えないよう布
でおおわれて・・・麻酔注射で切開箇所を麻痺させて、いよいよ
針金を抜く段になって、執刀医の「さあ、抜きますよ」との声。


ズキーンと強烈な痛み!がくるかと思いきや、スルッと抜けて
痛みどころか気持ちいいくらい。
結局痛かったのは最初の麻酔の注射くらいで全然大したこと
なかった、傷口も1針縫っただけ。
麻酔が切れても、処方された痛み止めを飲むまでも無く全く
痛まない。


手術後レントゲンで骨折箇所を見せてもらったが、骨は完全に
復活していた。
手術室をでるとき、「記念品のお土産どうぞ」と看護師さん
から手渡された。


何かと思えば鎖骨をつないでいた針金!
綺麗に洗浄されてピカピカ銀色に光る10センチほどの針金。
いやあ、こんなものまで頂けるとは思いもよらず。


思い出の品でもあり、折れた骨をつないでくれたありがたい
針金だ。


手術自体は数分間だったと思う、痛みもほとんど無くて傷口
も小さくて、本当に医療技術の素晴らしさを実感した。


あんなに眠れないほど心配したが、すっかり開放されて今は
からしみじみと喜びをかみ締めている。


骨折してから2ヶ月余り、針金がとれてやっと元に戻った。
左手の筋力は衰えているが、2月からの活動(ダンス、野外
活動)に備えて筋トレも再開し、自重していたバイクにも
やっと乗れるようになる。


そんなこんなで、今日の午前中は日帰り手術でおおわらわ
だったが、午後からは何事もなかったかのように議会での
全員協議会に行って、市民懇談会の打ち合わせに参加した。