通級指導教室について

昨日は伊木議員と生駒小に行って、通級指導教室について
学んで来た。


生駒市では「ことばの教室」で幼児を対象として言語や
コミュニケーションの指導や相談を行う。
それから就学指導委員会の判断で「特別支援学級」か「通常
教室」か「通常教室+通級指導教室」のいずれかに決まる。


通級指導教室は通常教室に籍をおいている児童が、週一か
月一利用するもので、指導内容は言語やコミュニケーション
他者との関わり方のスキルを身につけることで、対象となる
児童は・言語発達の遅れ・LD(読み・書き・計算が苦手)
・PDD(対人関係が未熟)・ADHD(注意、集中が困難)といった
特徴がある子どもである。


生駒市内には2箇所の通級指導教室がある。
生駒小には県費負担の教諭が配置されているし、生駒市
負担の教諭が配置されている通級指導教室エルもある。


一ヶ所だけでは足りないので、市費負担で教室を増やした。


ケースによっては中学生になっても継続的に通級指導が必要
な生徒もいるのに、現在のところ中学生の為の通級指導教室
は県内一ヶ所、新庄中学だけという状態である。


生駒市では指導が必要な中学生にたいしては、エルで対応
しているが相談どまりで本格的な指導は難しいという事情が
ある。


H24年前半の利用者は84名で、通級指導教室のある生駒小
がダントツに多い。


また生駒市では県の研修とは別に生駒市主催の特別支援教育
コーディネイターの研修が行われていて、市内各小中学校から
参加している。


短時間のレクチャーであったのでとても全容を理解する所まで
到らなかったが、生駒市発達障害の子ども達の支援に力を
入れていること。そして中学生になっても継続して通級指導
が必要な生徒の為の確かな受け皿が必要であることが分かった。