続6月議会を終えて

今度の6月議会は私にとっては格別な意味のある議会だった。
それは10年議員を勤め上げると表彰されるというもので、
今回は私一人がその該当者だった。


いままで先輩議員が表彰されるのをボンヤリ見てきたが、
自分の番が回ってこようとは全然予期していなかったので、
議会事務局から10年表彰の話を聞いたときはびっくりした。


議会開会日に名前を呼ばれ、議長からうやうやしく大きな賞状を
頂いた。
後で聞いたところによれば、その時奇特な先輩議員が拍手を
下さったらしいが、私は気持ちが高ぶって舞い上がり、耳に入らなかった。
このような時に拍手が出るのは異例なこと、あとで拍手してくだ
さった先輩議員にお礼を伝えた。
誰かが拍手をしたのでつられて拍手した方もいたらしいが、
ありがたい拍手には変わりない。


いやー、何と言うか本当に嬉しかった。
3回選挙をくぐりぬけないと10年表彰には及ばないもの、よく
ここまでこれたもんだと、しみじみ思う。


10年前の初めての選挙のとき私を含めて5人が当選した、
そのうち2人は自ら引退、あとの二人は予想外の落選。
一番、はかなげな私がこうして残って表彰を頂くとは、世の中
分からないものである。


表彰されたことは記念であり楽しい思い出の一つ。
大きな表彰状はさっそく居間の正面目立つ所に、堂々と飾っている。
これで議員生活に一つの区切りがついたような気がする(とはいえ
まだ3期の任期半ばですが)


市会議員という稀有な仕事につけたことは、しんどさはあるにせよ
とても貴重なこと、だと思う。