親のこと

随分長い間ブログから遠ざかってしまった。
私の生活は7月6日を境に一変してしまった。
この日実家で母が脳内出血で倒れ救急車で運ばれた、
なかなか搬送先の病院が見つからず45分後にやっと遠くの
病院が見つかった。
すぐに手術をしたが出血部位が悪く、救命できても後遺症は
重いと医師から宣告された。


一週間もICUにいてやっと一般病室に移動、僅かずつではある
が回復はしている。リハビリも一部始まったがどこまで元の機
能に戻れるだろうか。
できるだけ見舞いに行って、話しかけたり体をさすったりして
リハビリに役立つように心がけている。


もう高齢なのでいつかは深刻な状況がくるだろうと覚悟はして
いたが、倒れるまでは杖をつきながらも一人で大阪に行ったり
外出できていたのに、いきなり不自由な体になってあまりの
激変振りにショックで、私は涙が止まらなかった。


いまでも涙が出るけど、だんだん落ち着いてきた。
そしてどうしたらリハビリに役立つだろうかと、工夫することを
考える。


高齢であればどんな突発的なことが起こるかもしれないのに、
油断していた自分が口惜しい。


母が入院して実家にはもっと高齢の父が一人暮らす。
父の心理的な負担は予想以上だった、こんなに頼りなくなる
ものだろうか。
こちらも気がかりで毎日実家に帰って家事をしたり話相手になる。


親に明け、親に暮れる毎日。
いつかはこんな日がくるとは思っていたけど、とうとう今やって
きた。
何も私だけが特別な体験をしているわけではなく、親が年老いて
くれば大抵の人は似たような思いをする。皆それを乗り越えて親を
介護してきたのだ。


これからの課題は、市会議員の仕事と親のお世話とどうして両立
していくかということ、体力と気力がキーポイント。
長女の役割の重さをひしひしと感じる。