9月ももう半ば

紫外線はまだ相当強そうだけど、あの焼けつくような酷暑から
は解放され、秋は日ごとに深まりゆく。
もっと残暑が長引くかと覚悟していたが、意外に秋の訪れは早
かった。
夏バテやら親のことやらいろいろなことが重なって、心労と
忙しさですっかり参ってしまいそうになったが、この涼しさに
救われた。


母は現在のリハビリ病院に転院してから一ヶ月近く経った、
わずかづつではあるが、機能回復がみられるようになった。
母は重症なので入院期間は最長の6ヶ月である。
一日3回のリハビリにも懸命に取組んでいる、リハビリ回数の
少ない土日曜日の方がかえって元気がなくなるようだ。


母が穏やかに過ごしてくれると私も安堵するが、時折調子が
悪かったりして苦しそうだったり悲しそうだったりすると、
私も動揺してつい涙が出てくる。


どうも、私の涙腺は壊れているようで、妹達が私の涙もろさに
あきれている。
これからの長い道のりを、希望をもってリハビリに取組んでもら
えるようするには、どう工夫すればいいのだろうかと思案している。


絶望感に打ちひしがれるような生き方はして欲しくない。


そして父親、87歳。この年令でいつまでも一人暮らしは良くない
だろう。
父は徴兵年令に達していないのに自ら志願して、少年兵として軍隊
に入った。通信兵として満州に配属された、通信なので前線には
出なかったと思うが、ケガひとつせずに命からがら生き延びて帰国
できた。
年齢的にみれば第二次世界大戦従軍の最後の生き残りになるかもし
れない。

いまでも、高齢ながらかくしゃくとして事務所に通勤している。
とはいえ年齢的な衰えは確実に忍び寄ってきている。


高齢の両親でしかも母は体が不自由、私は3人姉妹の長女。
これまでの生活パターンを大幅に変えなければならない時期が
来つつある。


ともあれ来週から9月議会が始まる、議会モードに気持ちを
切り替えて集中しなければ。