「ああ、一般質問」

9月議会一般質問は早々とテーマも決め、通告も済ませ、
現場にも足を運び調査して準備着々で
議会間近の今頃にしては珍しく余裕気分であったが、
急きょ追加質問が発生、
時間が迫る中また追い込み状態になってきた。


追加テーマは「携帯電話中継基地設置問題について」
電磁波の問題である。


議員になる前は環境活動に熱心に取り組んでいたのだが、
数ある環境問題の中でも、この「電磁波」については大の苦手で、
いつも避けて後回しにしてきた。


文科系の私には、多少なりとも物理学のセンスのいる「電磁波」は
相当理解に苦しむ、なかなか原理が分からない。


今の日本では規制も甘く、社会的にも電磁波の認知度は低いが、
いずれ第2のアスベストに当たるぐらいの問題提起がされるのも、
遠くない話だと思うので、いつかは取り組まねばと思っていた矢先、
生駒市基地局設置問題が浮上してきた、
住民運動も始まりつつある。


今やらずして、いつやるのだ。
と決意して、一から電磁波のお勉強。


家中の電磁波に関する資料を探し出したら、
出てくるわ出てくるわで、資料に埋もれてしまった。


ここ数日資料読み漁って、突貫工事で質問を書き上げて
今日夕方再提出した。
(ここでいう突貫工事は短期集中と言う意味で、手抜き工事ではありません、
でも、私の電子辞書には、突貫工事=一気に突き進む事。って書いてあって
手抜きって書いてないけどなー)


質問をいったん引き下げて、再提出したので質問順番は5番目。
9月7日の午後2時過ぎあたりが出番であろう
昼食後の睡魔が襲う時期か、傍聴者も飽きて帰る時期だね。
別にいいけど。


動画のやりとりも可能な第3世代携帯電話の基地局から放射される周波数は、
第一世代、第二世代と比べてより強力になり、
健康への影響を心配する住民と携帯電話会社間のトラブルが全国に広がっている、
基地局から発するのはマイクロ波であり電子レンジと同じ、
24時間発生しているので、微弱でも長時間被爆すると
ガン(白血病・脳腫瘍・リンパ腺腫瘍)、突然変異(染色体異常・流産)
内分泌系異常(精子の減少)、頭痛など症状が疫学調査によって認められている。


しかし、明確に電磁波の影響と確認されているわけではないが、
疑わしきは避けるという予防原則に基づいて、
厳しい規制をしいている国も多い。
(ドイツ、フランス、スペイン、ロシアなど)


日本では国の規制はないが自治体独自で対策を採っているところもある。
国立市、福岡市、川西市盛岡市等)


生駒市でも過去、現在と中継基地をめぐるトラブルが発生しており、
苦悩する市民の立場にたって、なんらかの対策を取る必要があるのではないか
という、質問をやります。