委員会視察

11月21日、22日と二日間、都市建設委員会で
愛知県東海市岐阜県各務原市に視察に行きました。


東海市は11万人で生駒市と同規模の自治体ですが
経常収支比率72%、財政力指数1.4の
はるかに財政的に豊かな自治体です。
新日鉄等の大きな企業があり、財政を潤しています。


東海市は緑化推進事業に力を入れており、
・21世紀の森づくり事業
・市民参加の公園づくり
・アダプトプログラム(公園等の里親制度)
について学びました。


「森づくり」は私の尊敬する宮脇教授指導によるもの
だったので、前から是非とも現地見学したいと思っていました。
植栽は市民や企業、児童生徒、市職員等多くの人たちで行われ、
植栽一年目、五年目の現場も見せてもらいました。
宮脇方式は鎮守の森のような植生をつくります。
里山のような森であれば毎年間伐や下草刈りなどの
手入れが欠かせませんが、宮脇方式であれば植栽後2〜3年
植生が定着するまでは手入れが必要ですが、
後は自然に任せてしまうので人手は必要としません、
広大な森を里山として保全するのは大変ですが、
宮脇方式で「鎮守の森」にすれば、
豊かな植生が保持されます。


東海市は臨海地域に大きな工場地帯があり、
住宅地との間を大きな森のグリーンベルトでしきり
町の景観のグレードアップに役立てていました。


アダプトプログラムについては
花壇、道路、池、川、公園と20箇所で実施されており
担当者となった市民が清掃したり、手入れしたりと
かなり盛んに行われていると感じました。


生駒市でもコミュニティパークとして2箇所で地域住民による
参加事業がありますが、東海市のように
さらに発展していく可能性が大いにあると思いました。


市民が自発的に愛着をもって
住み良い美しい町づくりに参加できるシステムは素晴らしいです。