新病院設置問題

11月30日が公募期限で郵送分が12月3日午前最終受理、
名乗り出た医療機関は「徳州会病院」唯一つ。
誘致ではなく指定管理者方式であるので、
土地、建物は生駒市で負担。医療機器は病院側負担。
経営上の赤字も全て病院側負担。
設置場所は東生駒駅前を希望とのこと。
これ以上の情報は未だ無い。
指定管理者方式であるので、
政策医療にも十分対応できるのではないだろうか。


財政負担も当初の指定管理者方式よりも軽減される感じ。
まだ今の段階では、
公募に名乗り出た医療機関が出てきたというだけで、
決定されたわけではないが、
新病院設立の可能性はがぜん高くなってきた。


参考までに徳州会グループについて調べてみた
札幌から沖縄まで63箇所、最近ブルガリアに一箇所。
全国各地の医療不足地域、過疎地、離島まで
病院を設立したいと言う。
理念は「いつでも、どこでも、だれでも治療費など気にせず
安心して、最善の医療を受けられる社会の実現」
「命は平等」


その理念を実現する方法は、年中無休、24時間オープン
患者からの贈り物は受け取らない、生活資金の立替・供与
健康保険の3割負担も困っている人には猶予する。


代表は徳田虎雄筋萎縮性側索硬化症(有効な治療法が無く、
筋肉萎縮と筋力低下、物理学者ホーキング博士も同じ病)
彼の医療に対するメッセージを読んでその壮大な構想に驚いた。
目指すところは医療の究極的な理想。


あまりにも高邁な理想を掲げてあるので、
にわかには、信じがたいくらいだ。
他の医療者からはどのような評価をうけているのだろうか。


新病院についてはこれまでなかなか引き受けてがなく、
ずっとこう着状態だった。
今ひとつの医療機関が名乗り出たところで、
これから新たな局面が展開する、
生駒市の医療事情が大きく前進することを願ってやまない。