徳洲会病院について

昨夜、新病院整備専門委員会が9時半開催された。
なかなか傍聴許可がおりず、マスコミも傍聴者も
20分余り待たされた。
「何やってんやろ、市長が皆に怒られてるのかな」
なんて勝手なことをガヤガヤ喋りながら待ってやっと入室、
10時から11時半までの委員会が傍聴できた。
傍聴者は20名程、かなり多い。その内議員は11名。


配られた資料を見て驚く、
徳洲会病院の診療科目の多さ(産婦人科、小児科その他8科目)
充実した救急受け入れ体制、病後児保育(予定)
緩和ケア病棟(予定)、疾病予防啓発活動、
在宅医療支援等、
患者にとっては夢のような至れり尽くせりではないか。


でも委員からは、厳しい意見も出ていた。
・この多い診療科目と24時間体制なのに、
 医師数、看護師数が少なすぎる。
 また174床規模の病院で出来る内容ではない。
 夜間医療体制も組めるのか疑問だ。
・地元の医師会とうまくいっていない現状がある。


これらの疑問に対して市長からは
・病院からの回答文書記載の医師数、看護師数は
 法定最小人数であって、実際はさらに多くを確保
 出来るようだ。
・夜間医療体制も受け入れる限りは、先方も当然
 その体制は組めているはずだ。
・地元との関係はうまくいっている所とそうでない所
 があるようだが、以前よりは協調的にやっている。


医師会からは徳洲会との話し合いが強く要望され、
生駒市の方で年内にも場を設定することになった。


委員からは、時間も迫っているし、
徳洲会が唯一の候補者ではあるが、妥協せずに
生駒市の言い分をしっかり実現するよう伝えてほしい。
という意見が出された。


明日は新病院特別委員会。
山下市長はこの委員会で議会の意見を聞き、
明らかな反対が無い限り、早急に徳洲会による
病院設置計画を進めたいという。
今回の専門委員会で提示されなかった財政資料も
明日は論議の対象となる。
ゴーサインとなるか否か・・・


相変わらず徳洲会についはいろいろな話が入ってくる。
過剰診療や過剰投薬についてはレセプト審査があり
疑義のあるものは診療機関に送り返されるので
先ずありえないだろう。と教えてもらって一安心したら、
また、別の人から過剰ではない濃厚診療もあって、
それはレセプト審査では見抜けないとか、
174床が確保できるかどうか危ういとか、
徳洲会は医療訴訟が多いとか・・・
もう安心したり、不安になったり落ち着かない。


医療訴訟については、徳洲会は腕の良い医師が多く
他が敬遠するような難しいリスクのある医療も
数多く行うので、その分訴訟数も増えるのであって、
腕が悪くて失敗が多いというわけではない。
と医療事情に詳しい知人が言う。


というわけで、私の貧弱な頭はちぢに乱れるのであるが、
おそらく、(明日の委員会にもよるが)
新病院設置に向けて粛々と進んでいくのではないか。


新病院設置の財政負担は巨額なものになるが、
費用対効果も大きなものになろうかと期待したい。


ところで徳洲会の洲の字がずーっと、まちがっとりました。
州ではなく洲です。
教えてくださって、感謝、うれしいです。