新病院設置特別委員会

今日10時から委員会、マスコミも傍聴者も多し。
午前中だけでは終わらず、
休憩をはさんで2時半終了した。


委員からは勿論、
委員外議員からもたくさんの質問がでる。
一体皆どこから情報を仕入れてくるのか、
と思うほど、いろいろな角度からの質問が出た。


一番の懸案は病床数が確保できるかどうかだ、
市内の病院から増床申請が
既に出されているのではないかという話もでた。
174床でさえ病院経営ギリギリだというのに、
これ以上の減少は許されない。
生駒市としては医療審議会に
174床の必要性を強くアピールするという。


東生駒駅前用地はまだ近鉄不動産と交渉中、
賃借料は相場の範囲内の差であるが、
まだ合意に至らない。
賃貸料以外の障害があるのでは、
という質問もあったが、その辺りははっきりしない。


もし、東生駒駅前がダメになった場合、
従前の予定地、野村證券跡地で病院設置の可能性は
徳洲会と話合ったこともないので、全く未知。


新病院の名前には「徳洲会」の文字は入らない。


医療過誤による訴訟が起こった場合、被告は生駒市
対外的には生駒市の責任であるが、
保険料の費用負担はこれから協議していく。


財政負担は総計72億。内16億は交付税算入。
減価償却費45億は生駒市に返ってくるので、
差し引き生駒市が負担するのは10億。
(用地賃借料は別)


市の財政負担を軽減する為に、
生駒市外の人たちが3分の2以上利用している、
ふれあいセンター施設の有料化や指定管理者方式、
場合によっては閉鎖で費用を捻出するという話もあった。


委員会での質問には不安や懸念が示されたものの
明確な反対意見はなく、
議会としては市の説明を「聞き置く」というという結果。


生駒市は明日から徳洲会を指定管理者とする
新病院設置に向けて奔走する。
短期間に事態は急速に変化していくので、
議会も再々市から報告を受けて、
情報の把握と分析、審査を怠りなくやっていかねばならない。


とりあえず、特別委員会は終了した。やっと落ち着く。


傍聴者から「議員にはお茶があるのに、
納税者の私らにお茶が出ないのはおかしい。」と抗議された。
「議員にお茶があるのは、意見をいうので喉を潤す為ですよ。」
といっても全く通じない、「納得出来ん」と怒っている。
私は、ほうほうのていで引き上げた。


以前にも同じような要望をされたことがある、
でももっと控えめで、持参したお茶を傍聴席で飲めるよう
容認してほしいというものであった。


今回は傍聴者にもお茶を用意せよというもので、
これって、当然の要求?っていうかモンスターペアレントならぬ
モンスター傍聴者じゃあないか。