成人式

生駒市の成人式に出席するのも今日で5回目。
新成人の集いとはいうものの、
毎回ざわざわして騒々しい。
しかしどこかの自治体のように、
壇上に上がりこんだり、
うろうろ歩き回るようなひどさではなく、
せいぜい自席でおしゃべりする程度に留まる。


今年の成人式は今までで一番静かな方であった。
場面によっては、静寂が保たれたひと時もあり、
かえって意外だった。
まあ、高校時代の友人達と久しぶりに会えて
はしゃぐ気持ちも分かるけどね・・・


女の子は全員が振袖のように見えた、
皆、そこらじゅう花が咲いたように華やかで美しい。
男の子はスーツ姿。羽織はかまの子はいなかったように思う。
どの子も育ちからくる品が感じられた。
今人生で一番いいときかもしれないね、
その時には分からないかもしれないけど、
後から振り返ってそう思う。


私も約30年前に成人式を迎えたが、
軽薄な女子大生で自分の楽しみが最大関心事だった。
アホやったなーと今から思えばその軽さに苦笑するが、
成長途上の人間としては、
それでも精一杯だったのかもしれない。


長く生きていろいろな経験を積むことは、
多少なりとも人間の成長につながると思う。
でも中には過酷な経験によってかえって心がしぼんで
剛直になってしまう人たちも少なくない。


せっかくたくさんの経験積んできたのに、
人間の幅が広がらずに、
かえって偏狭で剛直になってしまうのは残念だ。