北海道視察

随分ブログとも遠ざかっていた。
視察で少々リズムが狂ってしまったが、
またロクデモないことも書き連ねる。


この寒いのにわざわざ尚寒い北海道に視察!
と出会う人ごとに怪訝な顔をされた。
視察のメインは栗山町の議会改革で、
昨年の秋に行く予定だったが、
なにしろ視察が当地に殺到していて順番待ち、
回ってきたのが1月24日。
そこで前後に別の視察も入れて今回の北海道行きとなった。


しかし、予想はしていたが北海道、大変な雪、寒さ。
札幌に宿泊したが道路は雪が積もり凍りつき、
これが東京、大阪なら完全に都市機能マヒ。
でもそこが雪国慣れたもの、ハイヒールでも滑って転ぶ人なく、
自動車も案外スムーズに流れている。
道路の雪は端にうず高く集められ、トラックで運ばれていく。
毎年の除雪費用は大変な額にのぼる。
やはり住むんなら寒いところよりも、暖かいところのほうがいいな、
などと勝手なことをしみじみ思う。


千歳空港からはレンタル自動車で視察場所を移動する。
タクシーを利用せずに来たので、各場所で
「よく、まあご無事で到着なさいました。」
と、驚かれた。視察メンバーに北海道出身議員がいたので、
雪中の運転もお手のもの。
これがもし私の運転だったら、
もうあの世の永久視察になっていただろう。


「栗山町視察」
南は福岡からの参加者も含めて総勢60名団体視察。
人口一万五千人ほどの小さな自治体にもかかわらず、
全国に先駆けて議会改革を成し遂げた自治体として
知名度が上がり、各地から視察希望が殺到。
とても個別に対応できないので、
毎回幾つかの自治体をまとめての合同視察を行う。
今回のような形の視察は初めてであったが、
それぞれの自治体の質問や内情が分かって、
単独の視察とは又違った活気と面白さがあった。


生駒市も議会のインターネット中継や一問一答形式、
議会HPの充実、傍聴者資料配布等、
奈良県下第一の先進議会であるが、
栗山議会はさらに
・町民や団体との意見交換のため議会主催による
 「一般会議」の設置。
・重要な議案に対する議員の賛否を公表
・議員の質問に対する町長や職員の反問権の付与
・議員相互間の自由討議の推進
・議会報告会の開催
そしてこれらを成文化した議会基本条例の制定。
等、相当踏み込んだ内容と成っている。


生駒市議会でも今、
議会改革検討会で様々な議論、検討がなされている。
まだ経過の段階であるが最終的には栗山議会のように、
議会基本条例制定までこぎつける予定である。
生駒市も全国自治体議会の手本となるような議会運営を目指したい。


あと江別市給食センターやら札幌市の徳洲会病院視察、
北広島市の駅前再開発などあるが、後日紹介します。