気になる記事

最近の新聞記事で気になったのが。

「食料暴動多発に危機感」4月15日毎日

食料危機が世界の不安定要因になりつつあるという。
先月末から、ハイチ、イエメン、エジプト、フィリピン
バングラデシュなどで食料価格高騰に対する住民の
大規模な抗議行動や暴動が起きている。


日本でも食品値上げが家計を直撃しているが、
発展途上国の貧しい人々にとっては生死にかかわる問題だ。


日本は先進国の中でもっとも低い自給率でありながら、
金にまかせて諸外国から食料を輸入しまくっている。


食料輸出国の食糧生産が低下すれば、
先ず優先されるのは自国の民を養う事で、
日本に食料が回ってくる保障はない。


生存基盤がこれほど脆弱な日本はこの先どうなるのだろう。


「ワクチン1000万人事前接種
 新型インフル対策、世界初」4月15日毎日

政府は新型インフルエンザ対策として、
鳥インフルエンザウイルスから作ったワクチンを
今年度臨床研究として6000人に接種し、
有用性が確認されれば1000万人に
事前接種する方針を明らかにした。


今日のNHKでもこの問題について少し触れていた。
新型インフルエンザはいつ起こってもおかしくない状況で、
国内では3200万人が感染して、最悪64万人が死亡するという。
現況は14カ国で380人感染し、240人が死亡。
特に、インドネシアベトナムで被害が大きい。
鳥から人への感染から、人から人への感染が始まっており
免疫がないので爆発的に広がる。
今年度接種される対象は医療や検疫にかかわる人。
来年度接種される1000万人は医師・消防・警察・
ライフライン関連従事者。


政府はこれまで新型インフルエンザ出現後に
ワクチン接種を始める計画だったが、
それを前倒しし世界で始めての事前接種に踏み切る事になる。
此の危機感は発生率の高い東南アジアに近いこともある。


国連の発表では全世界的には3〜6億人死亡するという。
専門家の話ではまだまだ体制が不十分で
ワクチンも効くかどうか分からないと言っていた。


おりもおり偶然友人が宇野正美氏の講演テープを届けてくれて、
テーマが鳥インフルエンザ
内容はもっと強烈で、大型渡り鳥が飛来するこの5月にも
危険性が高まり、
世界初の日本政府の対応でも遅すぎるというものだ。
2007年インドネシア・エジプト・ナイジェリアで死者多数発生
本格的に感染が始まれば一週間で世界に広がると言う。
そして感染防護マスクの準備などを力説していた。


なんともはや、ひどいことになりそうで戦々恐々である。