高山第2工区を思う

第2工区の開発事業が前向きに動き出したことで
同工区の地権者で構成される「高山事業推進の会」が
活気付いてきた。
国会議員や県会議員、市会議員も交えての会合の様子が
先日の新聞に記載されていた。


何と言おうか複雑な気持ちだ。


かつて、大規模宅地開発反対、住民投票実現の為に
共に立ち上がったかつての仲間に、今回の方針転換について
感想なり、意見なり聞いてみた。


反応は様々で、裏切り行為だと怒る人もいれば
今更どうでもいい、という人、
山下さんは苦渋の選択をしたんだと理解を示す人
とかなり幅がある。


話しているうちに気づいた事は、
かつての運動には三つの原動力があった。
前回のブログでも書いたが。
オオタカ絶滅危惧種の動植物等の自然環境保全
・採算性の不安がある大規模宅地開発等の財政上の問題
・前市長への反感


この最後の前市長への反感が
結構大きな原動力になっていたことが分かった。


今回の開発については、2つの原動力が無いので
かつての仲間の気持ちも
一つに集中しないのかもしれないという気がする。


高山を始め日本各地の自然環境の調査に携わっている友人にも
今回のことを聞いてみた、
出張中で短い時間しか会話できなかったが、
すごく残念そうだった、でも怒りはなく
「やっぱり財源を捻出したかったんですかね」とぽつりと言った。
彼が帰ってきたら高山の現況を教えてもらって
久しぶりに現地を歩いてみようと思う。


山下市長のいう自然環境と生活環境に十分配慮した開発計画とは
一体どのようなものなのか、
具体的なイメージが浮かぶような言葉があればと思う。