ふれあいセンターのお風呂

ふれあいセンターにあるお風呂の時間が短縮されたことで、
利用者から怒りと不満の声が上がっている。


年配者にとっては送迎バス、入浴料共無料であるので
気分転換や浴場での交流など、お楽しみ施設の一つである。


入浴時間の前後一時間が削られたことによって、
(その時間帯の利用者がまた多くて160人ほど)
利用できなくなる市民からの苦情が私の方にも寄せられた。


利用時間短縮理由は湯を沸かす燃費節約と
ボイラー老朽化のための延命措置。
ここのところの重油の値上がりは確かにこたえる
今回の時間短縮によって年間約700万円節約できるらしい、


もっと致命的なのがボイラーの老朽化。
稼動して17年経つが、とっくの前に耐用年数が過ぎている。
先日そのボイラーを見に行ってきた。
はっきり言って満身創痍という感じ、
保温か補強か分からないがガムテープのようなものが
ところどころぐるぐるに巻きつけてあって、
2箇所、湯が漏れている場所がありペットボトルで受けていた。


機械が古いので交換部品も手に入らないのだ。
もう、総入れ替えの時期に来ているのだが
新しくするには2200万円ほどかかるという、
お風呂も含めてふれあいセンターの事業を
民間に委託する計画であるので、
今更市が新しく買い換える予定は無い。


引き受ける民間事業者が出てこなかったら
年配者お楽しみのお風呂設備も終わりになるだろう。


利用者は、ほぼリピーターで500名ほど。
利用しない人にとっては
一部の決まった人だけが受ける市民サービスが削減されても
当然というのが大方の感想ではあるが、
ふれあいセンターのお風呂に通うのが
生きがいかのように楽しみにしている知り合いの顔を思い出すと、
なんともいえない気がする。


でも生駒市の限られた財源を思うと、
それもいたしかたないのだろう。