新病院のこと

昨日午後の企画総務委員会では
新病院基本設計の随意契約の件で議論が伯仲した。


先週の一般質問でも取上げられたが問題とされたのが
生駒市が新病院開設申請に必要な基本設計作成業務を
一般競争入札によらず随意契約したこと
・予定価格を決定する前に随意契約したこと
・複数の業者から見積もりもとらず予定価格を決定したこと
・関係書類をつじつまを合わせるために虚偽の記載をしたこと
等が厳しく問われた。


それに対して市は随意契約については、
病院開設許可申請提出期限に間に合わせるための
緊急を要する事態であり、法的に問題が無い事。


その他の点については再発防止の為、
学識経験者から成る組織を編成し適正化に勤めるとのことであった。


今回の不手際は全て当初予定されていた
3月の医療審議会に間に合わせる為の所業であり、
もし無難に規定通りの手続きを踏んでおれば
果たして間に合わせる事が出来たであろうか、
もし書類作成が遅れて申請が遅れたら
新病院建設は不可能になる、そちらの方が一大事と考えて、
かなり無茶な強行軍を行った。


問題はあるにせよ、元より悪意はなく、
ただ新病院をなんとか建てたいという、
そのためにはどうしても申請書類を間に合わせねばという
緊迫した思いで走った結果であろう。
このことで誰かが不当な利益を得たというのであれば
それは厳しく断罪されねばならないが、
そんな証拠はどこにも無い。


今回、市は反省すべきは反省し
善後策を講ずると明言してくれているので
私はそれで充分である。


今は医師会と新病院建設に向けていかに意思疎通を図るかの
大事な時期である。
キーマンである市長の覇気が低下すれば、
病院建設は益々遠のいていくではないか。