大学時代

関西大学校友会総会が千里山キャンパスで開催された。
棚田クラブの作業日と重なっていたが、
校友会の会長は生駒市在住のお世話になっている
弁護士の先生なので、これはなんとしても出向いて
挨拶しておかねばと往復3時間かけて母校を訪ねた。


一人で参加したが会場で八尾支部の先輩にお会いして、
久しぶりの会話を楽しんだ。
優しい先輩方とお会いするとほっとする、
明日も関大の先輩とそのお仲間とのミニ市政報告と交流会で、
後輩というだけで好意的に見てくださるので
本当にありがたいです。


総会終了後、せっかく来たのであるから学びやだった
法学部の校舎まで足をのばした。


卒業してから30年余り、当時は関大といえばバンカライメージで
大衆的というか、もうひとつ垢抜けた感じではなかった。
食べ物屋に例えれば、同志社がフレンチレストラン、
関西学園がイタリアンレストラン、関西大学は大衆食堂か飯屋、
といったところであろうか。


ところが今じゃかつてのボロ校舎がしょうしゃなレンガ造り、
運動場であったところにもレンガ造りの校舎が立ち並び、
通路はレンガの石畳。円形の図書館は博物館になり、
代わりにどでかい立派な図書館が建っていた。
なにもかもが美しく変貌した中で、
30年経っても変わらずあるものを発見。


それはかつての図書館前の大きな樹木、
その下のベンチで幾度友人と語り合った事であろう
お弁当を食べた事もあった。心地よい場を提供してくれた大きな木。
切り倒されもせずさらに大きく枝を広げていた。
この先私が年老いて死んでも、この木はずーっと関大と共に
生きていてくれるんだろうな。


また関大に来たときにこの木に会いにこよう。


楽しかった大学生時代、4年間じゃ短すぎる。
小学校みたいに6年間あっても良かったね
(学費払う親は大変だけど)
今から思えば勿体無い過ごし方をしたと悔やむ。
ぶりっこして、楽しむことばかり考えていた。
あんなに自由で若く元気で恵まれた日々を、
もっと感謝してどんなに幸せか、なぜ気づかなかったんだろう。


若さには軽薄さも伴う、今頃になって当時の幸せをなつかしむ。


大学の時はこれでも可愛くて、
当時全盛だった天地真理に似ている
なーんて言ってくれる人もあったりして。


天地真理、別名白雪姫とも言われていて本当に愛らしく可愛かった。
最近、当時の天地真理をインターネットで見てほれぼれした、
なかなかこんな愛くるしい人はいない、声も柔らかく美しい。
彼女の歌は沢山知っている。
すっかりテレビに出なくなってどうしているのかと思っていたら、
数年前の天地真理という題で、
インターネットで探す事ができたので見てみてびっくり。


あまりにも変貌しすぎ、肥え過ぎですっかりお相撲さん体型。
可愛い振り付けも、お腹や腕のお肉がぶるんぶるんして
すっごい迫力。声まで野太くなっちゃって低くなり、
高い声が全くでない。
すっかりお笑い系タレントになってしまっていた。


ゲストのデビ婦人があきれたように
「あなた、すごい変わりようねー。責任重大よ。」
なんて言っていた。



真理ちゃんは「ごめんなさーい」て笑いながら頭を掻いていたけど・・


たしかにすごく変わってしまったけど、
それでも太った体をゆすって一生懸命歌う彼女を見ていたら
なんか、けなげさが伝わってきて、
これもありかなーっていう気がした。


ま、私もあんまり人のこと言えんけど。