宝山寺参道界隈

先ほどニュースステーションイラクの最新情景が放映されていた。
ジャーナリストの西谷文和さんの取材で、
彼が生駒市で講演されたおり、聞きに行った事があり
とても感銘を受けた事を思い出す。


バグダッドはあちらこちらコンクリートの壁だらけ、
自動車による爆弾テロを防ぐ為に設けられているというが、
それでもなかなか防ぎきれないと言う。

上空には監視の飛行船が常時待機しているのにもかかわらずである。


場面はかわって戦争で傷ついた子供達の様子が映し出される、
頭に水が溜まったり、半身不随だったり、背骨が曲がったり・・
劣化ウラン弾の影響と思われる症状で手足の奇形や顔面の変形等、
あまりの悲惨さに気持ちがずっしり重くなった。


イラクがこれだけぐちゃぐちゃになってしまったのは、
誰のせいだ!
フセイン大統領は独裁者で悪い人だったかもしれないけど、
大量破壊兵器保有をでっちあげてイラクに戦争しかけて、
イラクを破壊しつくした元凶はブッシュじゃないか、
まだフセイン大統領時代のほうがはるかに国民は幸せだった。


あー、あの子ども達のうつろな瞳がやりきれない。


話は変わって昨日、宝山寺参道界隈に引越しした友人を訪ねた。
歴史を感じさせる家屋だった。
中もある程度改装されていたが、
日本家屋のレトロな雰囲気を意識した内装だった。


参道の風情を大切に思う彼女らしい気配りで、
すっかり感心してしまった。


参道にはまだ歴史を感じさせる建物がけっこう残っている。
だんだん古くなって改修や立替となったときに、
彼女のように歴史的な風情を意識したものに
してくれたら良いのだが、なかなか難しいのではないか。
手遅れにならないうちに、なんとか生駒市としての対応策を
打ち出して欲しい。


また、宝山寺地域に住む人たちのなかで歴史的町並み保存に
立ち上がろうと言う気運がもっと高まらないものか、
友人やナイヤビンギのオーナーのような人達も確かにいるのだが
町を動かすところまでには至っていないような気がする。


伊勢の「おかげ横丁」のようにレトロな雰囲気で
人が集まるような魅力ある仕掛けができないものか。
友人はいずれハーブ教室を開いて、
人をこの参道に集める構想を語ってくれた。


飲食店や各種の教室や、民芸品販売や
何か人が集まるような場が出来ればと思う。