ハートサロン

昨日、月一回の恒例井戸端会議。
メンバーは気立ての良い奥様方で
それぞれの方が老人や障害者のボランティア活動に
熱心に取り組んでおられる。


皆さんの一番の関心事は新病院設置問題だ。
医師会の強烈な反対により難航していると告げると
一様にがっかりされた。


10月23日に生駒市医師会から出された意見書には


1、病院開設に関して、生駒市が県へ提出した書類の日付
  が改ざんされており、市議会との間で混乱が生じている事。
  遺憾であり市の責任が大きい。

2、生駒市の医療事情がこの3年間で状況が一変している

3、早急に必要なのは小児救急であり、
  例え病院開設が見送られても、関係機関と協議の上
  我々(医師会)は相当の協力体制を組む用意がある。

4、以上を勘案し一旦病院建設の現計画を白紙に戻し
  関係者すべてによる話し合いの場を求める。

という内容が記されており、生駒市医師会会長、
生駒地区医師会会長の名前で提出されている。


意見書の一番に書面期日の改ざんを上げているのが、
なんとも妙な感じがする。
この問題については、生駒市は既に検討委員会で善後策を練っており、
また議会においても百条委員会で究明していく事に決まっており、
行政や議会内で粛々と事後処理を行おうとしている。


医師会が現計画の白紙撤回を求める理由の第一番に
この日付改ざん問題をもってくるのは、
なにか素直にうなずけないものを感じる。


改ざんは市に責任があるにせよ新病院設置に
それほど大きな支障となるのだろうか。

2番の市内の医療事情の変化について、確かに開業医の数が増えて
今では90箇所程市内にある。しかし、いくら開業医が増えても
入院治療も救急対応も出来ない、おまけに小児科診療所は以前のままで
増えてはいない。


奈良市とはいえ近隣に奈良西部病院ができたことで
内科外科の救急医療事情は改善したが、それでも
生駒市内での内科外科の救急体制は完全ではない。


3番については欠落した小児科救急について、
医師会が主体的に取り組むのではなく、
「誰か」の協力はしますよという側面支援的なものなのか、


それとも、医師会が主体的に既存の3病院や開業医と協力しあって、
小児科医療を生駒市に構築しますよ、という意味なのか
どっちなんだろう・・・


後者であれば新病院に反対するも、医師会の心意気と決意が
感じられるのだが。


4番については現計画を白紙撤回する前提でしか
話し合いの場は持たないということであろう・・・


とにかく徳洲会による新病院設置は絶対反対と、
それまでなんとなく曖昧であったが
はっきり手のひらを返したのだ。


うーん、今頃になって。
これまでかけた時間と費用は大きい。


ハートサロンでは、もう新病院はほぼ不可能じゃないか
という雰囲気になって、
新病院がだめなら、代わりに市営の葬儀をする斎場を
市内に設営して欲しいという話になった。
(スゴーイ飛躍だ)


生駒市は市内中心部に小さい火葬場があるだけで、
もっと葬儀もできるような斎場が必要だという話が
前市長時代から持ち上がっていた。
実際いざ葬式となるとなかなか場所を押さえるのが大変だったという
体験談がいろいろ出てきた。


場所も今のふれあいセンターあたりがふさわしいじゃないかと
勝手な話が急に盛り上がって、今の火葬場は全く煙も出ず
おしゃれな外観で森の中の癒しの空間を演出できるとか、
お食事も出来て遠方の参列者の為の宿泊設備もある斎場がいいとか、
先ほどの病院できなくてがっかりモードから、
すてきな生駒市営斎場の話でにわかに活気付くハートサロンであった。