特別養護老人ホーム サンタマリア

ハートサロンのメンバーには老人介護施設
ボランティアされてる方が多く、
よく介護施設の話題が出る。


介護施設のなかでもピカ一の評判の「サンタマリア」
を昨日見学した。


この施設は奈良市朱雀にあり社会福祉法人
カトリック聖ヨゼフホームが運営している。


ここの運営方針はキリスト教的愛の精神を基本として


1入居者一人ひとり、たとえ心身に如何なる障害があっても、
 かけがえのない一人の人格として認め大切にする。


2日常の生活を支えるだけでなく、慣れ親しんでいる家庭に
 復帰される事を心がけながら、それぞれの人生を可能な限り
 その人らしく、日々平安のうちに過ごしていただけるように
 支援する。


3本人や家族の希望があれば、最期のその時を痛みや苦痛を
 緩和しながら看取らせていただく。


行って先ず違いを感じたのは玄関先に大きな犬が控えていたり
大きな鳥かごで色とりどりのインコがたくさん飼われていた、
あまりこういった介護施設で動物が飼われているのは
見たことが無かったので、意外だった。


施設の中は介護施設というよりは、
しゃれたサロンのような雰囲気だった。


廊下や部屋の壁には多くの絵画が飾られており、
天井の照明も応接室のような美しい形の照明器具で、
カーテンも重厚な高級感のあるものが使われている。


個室は入所者が自宅から持ち込んだ家具や装飾品が
飾られており、自宅の環境が持ち込めるような配慮がされていた、


介護スタッフの数も多いように感じた、
入所者一人ひとりによく目が行き届いており、
対応がすごく早い。


入所者は全員車椅子ではあるが、お洒落さんも多くて
ここでの生活を楽しんでおられる様子が伝わってくる。


今回の見学はこの施設で音楽演奏ボランティアの方々に
同行させてもらったのであるが、
すてきなサロン風の広間に、車椅子の入所者と介護スタッフ
が50人ほど集まり、ボランティアのピアノとバイオリンの
演奏に耳を傾けた。
クラシックから童謡まで約一時間、皆で歌ったり笑ったり
本当に和やかなひと時だった。
終了後お年寄りの中には、
うれしさとありがたさで涙される方もあった。


サロンまで来られない人のために、
お部屋まで出向いて枕元でバイオリンを奏でる事もあるという。


施設外にはきれいに手入れされた庭園に
マリア像が優しく微笑んでいた。

チャペルがあったりして、なんかいい感じ。


こんな特養だったら私もお世話になりたいなと思ったものである。


ちなみに現在待機中の入所希望者の数を聞いたら500人待ち。


今から予約するわけにもいかんしなー