いろいろまとめて

11月9日(日)関大生駒支部校友会総会
30名余りの参加があり、
他の支部からも支部長等が来賓として来られた。


毎年この時期に支部総会があり、
もうそろそろ今年も終わりに来たなと、総会の度に思う。
参加者は皆、私より先輩ばかり、
年に一度この機会でしかお会いできない方もおられ、
せっかくのこの出会いだから、少しでも言葉を交わそうと
私には珍しくテーブルを回った。


関大がベースにあるので普段の付き合いがなくても
なんやかやと話題は出る。
別に実のある話でなくても言葉を交わすこと自体に
価値がある、ひとつの場を共有することになる。
言葉は言霊(ことだま)、思いのエネルギーを載せて運ぶ、


思うことと言葉を一致させて、
光のエネルギーを載せていけるようになりたいな。


集う人が楽しみを感じてくださっているかと気になっていたけど、
そんなことを気にするより、自分が皆と一緒にいることを
楽しんで表現したら、その気持ちが伝染していくのかもしれない。


来年はもっとずんずん積極的に話しかけていこう。


総会では私も時間を頂いて、
15分間生駒市の市政報告をさせてもらった。
前もってメモして話の段取りをつけていたのに、
途中で吹っ飛んでしまった。


話し上手になりたいもんだ。


11月11日、12日は視察研修で
新潟県三条市新潟市へ行った。
三条市ではバイオマスタウン構想について学んだ。


三条市ではバイオマスを4分野で利活用している。
1、堆肥化ー給食残渣や剪定枝を堆肥化して有機農業に利用。
2、廃食用油の燃料(BDF)化
3、木質バイオマスの燃料(ペレット)化ー間伐材等を利用
  公共施設ボイラーで使用
4、エネルギー回収(新ごみ処理施設による熱回収)
  −家庭系生ゴミ、し尿汚泥を利用


生駒市でも1,2、4、については実施できている部分もあるが
3、についてはこれからというところ。


生駒市もこれから里山保全のために間伐事業に力を入れる方向
だと思うが、間伐した木をどうするかが問題。
今でも間伐した木を遊歩道の整備に使用したりしているが、
今後大量に間伐材が出れば、
その処理が追いつかなくなってくるのではないだろうか、
ペレット化して利用価値が高まれば
間伐推進に効果が出るのではと期待できそうであるが、
三条市の担当者の話では、
間伐した木を山から運びだす人手と費用に
苦慮しているというから、なかなかうまくいかないものだ。


それにペレットストーブは3〜40万円もするので
なかなか市民層に広がらないので、こちらも大変だ。


新潟市では菜の花プロジェクトについて学んだ。


この事業の目的は
1、菜の花を栽培して地域に良好な景観を創造する
2、菜種油を食用にして、その使用済み油をBDF(燃料)
  として利用。


菜の花を景観、食用、燃料と3回利用する、
一石二鳥ならぬ一石三鳥のお得プランなのだ。


菜の花プロジェクトは生駒市では市民が小規模に行っているが、
自治体として特に力をいれて推進してはいない、
全国的にみれば自治体として取り組みだす所は増えてきている、
生駒市耕作放棄地を利用して
菜の花プロジェクトに取り組めないものかとかねてから考えていた。


担当者の話から察するにBDFに利用するには
かなり費用面や技術的な問題があると感じた。


でも、菜種油を食用に利用する事はそんなに難しくない。
圧搾式の菜種油は高級品で、
自然食にこだわりのある人にとっては人気商品である。
圧搾式の菜種油は香りも良く、揚げ物も色よく仕上がる
勿論味もいい、少々高くても売れる。


また販売までいかなくても学校給食で利用することも出来る。


菜の花は栽培するのもそれほど難しくない、
(連作障害があるのでその配慮は必要であるが)


なんとか生駒市でも実現してほしい事業のひとつである。