東金 女児死体遺棄事件

今日で三日間に渡る一般質問が終わった、
議員それぞれの着目点があって、勉強になる。


最終日の浜田議員の一般質問が印象的でとても良かった。
聞いていて分かりやすく理路整然としていて、落ち着いている。
攻め込んだ質問をしながらも、ある程度のところで収める引き際もいい。
自分の意見に引き寄せる強さもある。


彼は議員に成って一年半、一期目議員でこれだもんね。


私、二期目議員、成って5年半。


この差は一体どうなのよー。


ま、ええわ。これでも私は私でどこかにいいとこがあるでしょう。


さて、最近のニュースでどうもやりきれない気持ちになるのが、


千葉県東金市の成田幸満(ゆきまろ)ちゃん死体遺棄事件。


逮捕された容疑者21歳男性が知的障害者であった。
彼は養護学校卒業後、地元の会社に就職していたが
8月下旬から欠勤していた、そして事件前日に退職した。
父親は入院していて母親と二人暮らし。
容疑者は飲食店で働く母親を店の前でよく待っていたという。


軽度の知的障害ではある程度の善悪の区別はついても
ことの重大性がどれほど認識できたのか、
彼は罪に問えるのであろうか。


彼が就職するに当たってはおそらく色々な形で
サポートがあったと思う。
3年間働いてなんとかやってきたのに、仕事をやめたことで
生活の歯車がおかしくなったのだろう。


もし、仕事を続けていたら、
あるいはこんなことにならなかったのではと思う。


この事件が発生する前から、この男性は近所の女性の後をつけたり
女の子に声をかけたりしていたから、兆候はあった。


もし、ここで誰かが気づいていたら防ぐ事が出来たかもしれない。


養護学校の先生も職場の方々も、いろいろご苦労されたとは思うが
あと一歩というところで、サポートが届かなかったのだろう。


犠牲となったゆきまろちゃんのご冥福を祈ります。



だけど、だけど精神や知的障がい者への偏見を
助長することになりはしないかと恐れる。


統計的にみれば障がい者以外の犯罪のほうが圧倒的に多いのだ。


先日、ダウン症の子供達による
ヒップホップダンスの発表会を見に行った。


ダウン症の人はあまり体力がなく
動作も緩慢な方だと思っていたので、
一体どんな舞台なのかなと思ったら、ちから一杯に躍動して踊っていた。


最初に色とりどりのスポットライトを浴びて、大勢の子供達が
舞台いっぱいに広がって踊り始めた時、
なぜか涙があふれて止まらなかった。


この、涙は一体なに?と自分でも分からないくらい泣けてきた。


上手に踊る子、ぼーっと立ち尽くす子、疲れて動きが止まる子、
観客に手を振り続ける子・・・


みんなライトをあびて、笑顔でキラキラ輝いている。


観客も大きな拍手で、ノリノリ。舞台の子供達と一体化。


こんな、こんな迫力あるダンスが踊れるのだ!


感動して元気もらっった。


今回の事件は不幸なことであったけど、
やはり、落ち込んでいるばかりではいけない。