感動した映画

セイセイビルで生駒市精神障害者施設後援会主催
トーク&ライブひだまり2008があった。


参加者はあまり多いという感じではなかったが、
山下市長も来られていて壇上で挨拶された。
議員は2名ほどの参加だろうか。


当事者の体験談があった、15歳で統合失調症発病。
そこに至るまで追い詰められた環境があった、
閉鎖病棟で数年間過ごし、退院後今は落ち着いて
地域で暮らしておられる。


楽しいはずの青春時代を精神病院で過ごさざるえなかった
哀しさと心の痛み。どうかこれからはその分も取り戻すべく、
生き直してほしい。


フルートやピアノ、ギターの演奏も合った。
ジュピターとホーリーナイト。
どちらも私の大好きないい曲だ、
最後はジングルベルで楽しく盛り上がった。


そのあとは映画「ふるさとをください」
これがまた良かったのなんのって、
すっかり涙目になってしまった。


ストーリーは小さな町に精神障害者福祉施設が建設されたが、
精神障害者は何をしでかすか分からない、とか
土地の値打ちが下がるとか、町のイメージが悪くなるとかで
反対運動が起こる。しかし紆余曲折を経て施設が
だんだん理解されて最終的には好意的に受け入れられる。
といったもの。



当初、町の人は現実を見て理解する前に、
勝手な想像や誤った先入観で恐怖心に固まっていて、
冷たい態度をとっていた。
しかし、反発しながらも福祉施設にかかわるうちに、
だんだん理解が進み、排除するのではなく
共にこの町をふるさととして生きようという
気持ちに変わっていく。


正しく理解するというのは本当に大事なことだ、
恐怖や排除の気持ちを乗り越えて、
受容する愛の気持ちに成長していく。
本来の人の善意が発露していくのだ。


「ふるさとをください」というのは、
町の人たちが生まれ育った大切にしているふるさとを、
長期入院生活で行き場を失った精神障害の人にも
少し分けてください、生きるふるさとを下さいという意味。


いやー、本当に良い映画だったな。