議会経費削減

イラク首相とブッシュ大統領の記者会見で、
ブッシュ大統領に記者から罵声と共に靴が2度投げつけられた。
靴は確実にブッシュの顔めがけて飛んでいったが、
彼は実にうまくかわして、平然としており。


「飛んできた靴のサイズは28だったよ。」
とジョークまでとばす余裕。横ではイラク首相が凍り付いていた。


私はブッシュが好きではなく、
彼は世界に対して大きな罪があると思っているが、
この反射神経と、この場でジョークが言えるユーモアセンスには、
ほとほと感服する。なかなかやるではないか。


地元のマスメディアはこの投げつけた記者を英雄視する向きも
あるというから、アメリカへの反発は相当なものだ。


フセイン独裁政治下であっても、それなりの平穏さがあったのに
アメリカが介入してきたことで国が疲弊した恨みは計り知れない。


さて奈良市議会が議員定数を44から39に削減した。
来年7月の市議会議員選挙から実施されるという、
5人減により約6000万円余りの経費削減となる。


生駒市も約2年後に市議会選挙を迎えるがそれまでに
この問題は避けては通れないだろう。


生駒市でも経費節約のため、市役所各課一律5パーセント
経費削減要請が出された。


生駒市議会は現行一ヶ月議員一人5万円の政務調査費を3万円に
して、経費削減としてはどうかという議長提案が出された。


議会経費5パーセント削減するには
250万円削減すれば済むところを、3万円の政務調査費にすれば
500万円の削減となって2倍の効果がある。


来年度予算に間に合わす為に調査費を3万円することに
全員の同意が得られると思いきや、
政務調査費を先行して取上げるのではなく、
議員給与や議員定数の削減も合わせて早急に議論検討すべき
という意見が出て、結局政務調査費削減は決まらなかった。


今、議会改革検討委員会をやっていて、議員定数や議員給与の
削減については、検討委員会で議員の取り組むべき仕事を
明確にしたうえで、定数や給与について議論しましょう。
という話だったと思う。


どこでも、定数や給与の問題となるとなかなかすんなりとは
結論が出ず、どこも長い時間をかけている。
とりあえず来年度予算に間に合うように、
政務調査費分だけでも先に決めてはどうだろうか。


政務調査費削減が一方的に議長提案されたと不信の念を
もたれる方もおられるようだが、
議長提案はこれに限らず再々出されている、
提案はあくまでも提案であって決定されたものではなく、
皆の意見で決されるものであるので、
それ程、警戒したものではないと思う。


提案する前に、皆さんに提案してもいいかどうかそこから
図らなければならないとすると、あまにも煩雑すぎるではないか。


また、政務調査費を削るとなると熱心に議員活動する議員ほど
お金が足りずに自腹をきるようになるかもしれないが、
別にいいではないか、
自腹をきってまで一生懸命議員活動することが「損」や「痛み」
になるとは思えない、
そこまでする努力は報われて次期当選につながっていくと思う。


私は今はひとりであるが、以前は会派に属していたので
自分独自の活動報告紙に政務調査費は使えなかった。
それで今までの5年間自腹で発行して数百万円使った。


調査費を使って活動報告紙を出している議員もおられる中で、
自分が自費を使ったことが「損」したとは思えない。
2期目当選という成果ももらえたしー。


なんでもものは考えようだな。


なにはともあれ、市議会も節約モードでいかなければ。