大艱難

毎日毎日テレビから伝わってくるのは、
大企業の事業縮小と非正規雇用の解雇。
これでもか、これでもかというほど繰り返される。


日本の自動車業界、減産220万台。
1万2000人以上解雇。


日本の労働者の3分の1が非正規雇用
このまま解雇が続けば、失業率30パーセントなんて
恐ろしい事になりかねない。


NHKスペシャルで「非正規雇用にひろがる うつ」
という番組をやっていた。


解雇を恐れて体力的にも精神的にも無理をするので、
結局、心の病になってしまうのだ。
正規雇用であれば企業の相談窓口もあろうが
非正規では3割の企業しか窓口を設けていない。


おまけに非正規は短期雇用のため傷病保険金も受け取れない
ケースが多いという。


なんという哀しい社会であろうか。


そんななかにあって、一部の自治体が解雇された人々を
臨時職員として受け入れたり、無償で住居の提供を始めている。
暗闇のなかで暖かい光が差し込んだような救いを感じて
幾分なぐさめられる。


本当に早急になんとかしなければ・・・


それと、あいかわらず新型インフルエンザに関する番組も多い。


今日は毎日新聞に気になる記事が掲載されていた。


鳥インフルエンザ発生、中国が隠蔽か」

中国江蘇省東台市で先月、強毒性鳥インフルエンザウイルスで
ニワトリが大量に死んでいるのに、当局が事実を知りながら
隠蔽し、感染したニワトリが既に市場に出回っている。


という報告が「中国人権民主化運動情報センター」から伝わってきた。
同センターでは「1000万人の命が脅威にさらされている」
と指摘している。


うーん、これが本当なら大変な事だ。


おりしも報道番組アンカーで青山氏が、
厚生労働省幹部は「中国発のパンデミックの危険性が高い」
と考えている。と言っていた。


中国での鳥から人への感染死亡者数は世界では4番目であるが、
この数はWHOに届出があった数で、
実際はもっと多く発生しているのに、届出していない可能性が
中国の場合極めて高いという。特に内陸部になるとWHOも
ほどんど関知できないらしい。


3月にチベットで大きな暴動があって政府の弾圧によって
おさまったが、そのチベット
今年2回鳥インフルエンザが発生したが、WHOの調査が
受け入れられなかった。だからその後チベット
どうなったのか分からないという。



世界も日本も金融恐慌や産業恐慌で大変な事になっているのに、
このうえ、新型インフルエンザパンデミックなんてことになったら
もう、どんなことになるやら。


あまり不幸な出来事が起こらないよう祈るしかない。