新型インフルエンザ研修会

前回のブログから一週間近くも経ってしまった、
ちょっと気を抜くと瞬く間に日にちが過ぎて、
ブログがご無沙汰になってしまう。
あー、なんと時間の流れの早いことよ!


そういえば今年2008年もあと6日で終わりではないか、
あー、光陰矢のごとし。


22日、議会最終日の午後、新型インフルエンザ対策研修会が
市役所で行われた。
講師は郡山保険所所長の山田全啓氏。


会場は市役所職員や教育現場の担当者らしき人、議員で
けっこう一杯だった。


スペイン風邪を元に日本の新型インフルエンザ人的被害の
被害想定は、重度の場合死亡者64万人。


生駒市の人口比率では推定576人が死亡。


現在はフェーズ3で、鳥から人への感染はあるが
基本的に人から人への感染は発生していない状態である、
しかしいったんフェーズ4、小集団での人から人への感染が
始まれば短期間でフェーズ5、フェーズ6へと移行し
広範囲に人から人への大感染(パンデミック)が広がる。


新型インフルエンザ発生に備えての抗インフルエンザ薬である
タミフルの備蓄は奈良県で12万人分弱。


国の備蓄は4300万人分。


抗インフルエンザ薬にはタミフルの他、リレンザもあるが
こちらはタミフルに比べると備蓄量ははるかに少ない。


タミフルは妊婦が服用した場合、
胎児に作用するといわれているし、思春期の子どもが服用して
異常行動を起こした事例が報告されている。
おまけにタミフル耐性のインフルエンザウイルスも出現している、
一方リレンザのほうは今の所、このような情報は無い。


何故タミフルに備蓄が偏っているのか疑問だったので、
講師の先生に質問したが、先生もタミフルの弊害を認めながら
何故、こうなっているのか分からないという。


タミフルのほうが大量に生産しやすいからなのか・・・


新型インフルエンザの感染が拡大すれば、
物流やライフライン、公共交通機関に支障が出て社会機能維持
が難しくなってくる。
通常の自然災害であれば非被災地からの救援があるが、
新型インフルエンザの場合、日本中どこもかしこも同じ状況
であるので、他市からの救援は期待できない、
地域ごとの対策が重要となってくる。


市町村に求められる役割は大きいというのに、
全国の市区町村のうち新型インフルエンザ発生に備えた
行動計画を作成しているのは6パーセントにとどまっている。
作成中が12パーセント。作成の予定もないが65パーセント。


さて生駒市はどうだろうか、研修会を開催したり
広報で啓発記事を掲載しようとしているくらいだから、
作成中の12パーセントのなかに入っているのではないだろうか。