議員定数削減について

年末恒例の大掃除。議員になってからというもの
家の中が資料や冊子であふれかえっている。


整理整頓が苦手なので、必要なものやそうでないものが
ごちゃごちゃになって混乱している。
先ずはここから手をつけなければと、
これらに目を通しながらより分ける作業にとりかかる。


うっかり見逃していた書類、「タウンミーティング
おける議会関係意見等」というのがあった。


6っつの意見のうち4っつが議員数削減を求めるもの。


奈良県下、幾つかの自治体が議員定数削減を決めている、
財政が逼迫しているので、議員経費も節約して
その分他の行政施策に回そうということだろう。


職員数を削減したり、職員給与を引き下げたりして
行政の方はいろいろ努力をしているのに、
議会ももっと経費節約の為、努力すべきだという
市民の厳しい意見だ。


市長と比べて議員活動は見えにくい、
議会は行政の審査や、施策の提案、市民の代弁者
という役割であるが、執行権が無いので
首長のように自分の施策を直接実行できない分、
地味な存在である。


役所に毎日出勤しているわけでもないし、
普段何をやってるの?どんな仕事?
それにしては給料高いねーなんて思う人もあるだろう。


審査、提案、代弁という役割を果たすには
勉強が欠かせない。机上でする勉強もあれば
実際の現場にいったり、当事者から学ぶ事もある。
場合によっては活動を共にしながら学ぶ事もある。


公の席で発言する時間は短いが、
その発言の後ろには幾時間も積み重ねた勉強や調査がある、
それは見えにくいが、なかなか努力のいることなのだ。


だから、いくら市長がしっかりしているとしても
議員を無駄飯食いみたいに邪険にしないで欲しい、
気の小さい私としては、
益々萎縮して消えてしまいそうだ。


ここは議員の存在意義を認めてもらったところで、
それでも厳しい緊縮財政のおり、議員も身を切る覚悟で
定数削減に踏み切り、なおかつ議会の機能低下を
招かないよう少なくなった人数で頑張る。


こういう気構えで定数削減について生駒市議会も
検討に入る時期に来ているのではないかと思う。


とはいえ、この問題については
意見を異にする議員の方が圧倒的に多いな。