引き続き気になること

とうとうイスラエル軍パレスチナ自治区ガザで、
地上軍による侵攻を開始した。


この地上戦でこれまでのパレスチナ側死亡者は485人。
イスラエルのバラク防相によれば、
この作戦は短期間ではなく数週間に及ぶ可能性がある、
という。


イスラエル軍は空から陸から海から攻撃を加えており
更に犠牲者数はふくれ上がるだろう。


このガザ侵攻に国連やフランスも非難の声を上げている。


イスラエルのリブ二外相は攻撃は自国民を守る為であり
人道的配慮はしていると、サルコジ大統領に答えていたが
圧倒的に多いパレスチナ人の死亡者数からすると
「超過剰防衛」だ。一体どこに人道的配慮があるというのか。


私は以前オルメルトもリブニも穏健派だと思っていたのに
この変貌振りはどうだ。


イスラエルは今年2月に総選挙があり、軍事力を行使する方が
有権者の支持が大きいことや、穏健外交は弱腰と批判されること、
また、今まであったアメリカの後ろ盾がオバマ政権になると
どうなるのか分からないので、今の内にガザを傘下に収めたい
というあせりがあるのではないかといわれている。


イスラエルがガザ空爆に踏み切ったのは
停戦期間中もハマスから攻撃が加えられたからというが、
イスラエルは停戦期間中もガザを封鎖して
必要な生活物資が供給できないようにしていた。
それでハマスは耐えられずに攻撃を始めた。


戦争の原因は双方それぞれの言い分はあろうが、
ともかく大殺戮を行っているイスラエルの方から
停戦の努力をすべきであろう。


このまま戦火が広がって他のイスラム圏諸国が参戦してくれば、
それこそイスラエルの存亡にかかわってくるではないか。


イスラエル、もうこれ以上無茶すんな!