狂った国

昨夜も驚くべきニュースが飛び込んできた。


国連人道問題調整事務所の発表によると、
5日ガザ地区イスラエル軍が約110名のパレスチナ人市民を
一軒の住宅に集めた上でそこに複数砲撃を行い、
子どもを含む30人以上が死亡した。


住宅地内にいたのは半数以上が子どもだった。
生き残った主婦の話では数十人のイスラエル兵が銃を突きつけ
建設中の半分屋根も無いような平屋建て住宅に押し込めたという。


そして翌日朝、戦車が住宅を砲撃し一発は住宅直撃、
もう一発は敷地内に着弾した。主婦の二人の子どもも死亡。


イスラエルのやっていることはかつてユダヤ人をガス室に送って
殺害したナチスと同じだ。


そして、このような多大なパレスチナ人の犠牲を伴い
国際社会からも非難されている作戦を指揮している
イスラエル国防相エフード・バラクの人気は国内で急上昇しており、
2月選挙では同氏の与党労働党が大躍進する勢いだ。


イスラエルのリーダーもリーダーだが、この国の国民も国民で
官民揃って狂っているとしか思えない。


一部反戦に立ち上がっている人たちもいるが、
もう好戦派に圧倒されてどうしょうもないんだな。


どんな人の中にもある慈悲の心がイスラエル人の中にも
よみがえらないものか。