哀しみのガザ

毎日新聞は日本のマスコミの中ではまだガザ情勢についての
報道は多い方だと思うが、それでもテレビでの取上げ方は少ない。
毎朝BSニュースでガザ情勢を見る。
特にカタールアルジャジーラが一番現地の様子を詳細に報道する。


今朝のパレスチナ人の死亡者は971名そのうち子どもが311人。
明日の朝は死亡者が1000名を超えているのではないだろうか、
全く絶望的な状況である。


ネットで調べてみると色々とイスラエルの非道ぶりが明らかになってきた。


田中宇(さかい)氏のブログによると


イスラエルの学校攻撃事件について、
学校に潜んでいたハマスが攻撃してきたので反撃したと釈明し、
動画まで用意して発表したが、発表された動画は
何年も前に他の学校を撮った映像だった。


イスラエルは「ハマスが停戦延長に応じなかったので
侵攻せざるお得なくなった、」と説明していたが
実は開戦2週間前の12月14日、
ハマスイスラエルに停戦延長を提案したのに
イスラエルは断っていた事が、和平交渉を仲裁する
米カーター元大統領陣営による調査で判明した。


(そして驚くべき情報)
もともとハマスイスラエルが支援して大きくした勢力である。
米国は90年代、中東和平のためアラファトをガザに戻したが
和平を嫌うシオニスト右派は、アラファトに対抗して仲間割れを
起こしうる勢力をパレスチナ政界に作る為、ひそかにハマスを支援。
そのご、ハマスが大きな勢力を持つに至ったという。


イスラエルの人口の約15パーセントはアラブ系パレスチナ人で
参政権をもつイスラエル国民である。
ガザ侵攻後、彼らは反戦運動を展開したが、
イスラエル選挙管理委員会は1月12日、反戦色のある
アラブ系の2つの政党に対し、2月総選挙の出馬禁止処分を決定。


イスラエル軍レバノン上空で戦闘機を低空飛行するなど、
ヒズボラに対して挑発行為を繰り返している。


そして田中氏はこう述べる
イスラエルは今回のガザ攻撃によってナチス並みの「極悪者」
になりつつある。
イスラエルの「ホロコーストの被害者としての強み」は
「加害者の弱み」によって打ち消される傾向が強まる。


イスラエルは「非人道性」が指摘されている「白りん弾」も
ガザ攻撃に使用していて、専門家によれば「国際刑事裁判所行き」
だと言われている。


「白りん弾」は皮膚に触れると骨を溶かすほど激しく燃焼し続け
消火は困難だ。国際条約で明示的に禁止された兵器ではないが、
人口密集地での使用は国際法に違反する可能性が高い。


イスラエル国民の9割がこの軍事作戦を指示している。
この中にあって圧倒的に少数の人が反戦を表明することは
大変勇気のいることだろう、でもなんとかイスラエル国内から
声をあげてほしい。


昨日もネットではガザ写真が流された、あまりの残酷と悲惨に
やはり最後までは見ることが出来なかった。


沢山の人の怨念でイスラエルは自滅していくような気がする。