胸がしめつけられること

どうにか こうにか活動報告紙「みどりの手紙」の
原稿を書き上げて、2月1日には新聞折込ができる
手はずが整った。
そんな難しい事も書いていないのに
けっこう手間のかかることである。


さて、オバマ新大統領の就任に合わせてガザの一時停戦が
一応成立した。
21日には最後のイスラエル軍がガザから撤退したが、
ガザ周辺に待機していて、ハマスからのロケット攻撃に備えている。


これまでガザに入ることが出来なかった海外のジャーナリストが
続々とガザに入って現地の様子を伝えてきている。


イスラエルは白りん弾の市街地での使用を認めた、
白りん弾は人体に触れると消火が困難で
骨を溶かしつくす程激しく燃え続ける。
イスラエル軍のこの行為は明らかな国際法違反だ、
違反行為に対してどのような罰則が課されるのであろうか。


ガザに近いエジプトの病院には頭に弾丸が入った子ども達が
次々運び込まれてくる。傷の状態から狙い撃ちにされた可能性が
高いという。


病院に運びこまれても、この子ども達はほとんど助からないし
助かってもおそらく一生障害をかかえた体になると、
医師達は嘆く。


パレスチナ人死亡者1300人以上、子どもの死者400名以上。
命は助かっても大きな障害を背負って生きなければならない子供達
は一体どれほどの数に上るだろう。


テレビでは病院のベッドに横たわる3歳の女の子の姿が
映し出されていた。
彼女は大きな瞳の可愛らしい子で、お見舞いに来てくれた人たちに
にっこり微笑む、まるで天使のようなその笑顔!
だけど、彼女は銃で撃たれた後遺症でもう歩けない。
多分、まだそのことを彼女は理解してはいないだろう。


彼女の家族は白旗を掲げたのにイスラエル軍は彼女ら3人の姉妹を
狙い撃ちにした、しかもお菓子を食べながら・・・
2歳と6歳の姉妹は即死、生き残った彼女は脊髄を撃たれて
半身不随になった。


お見舞いにきてもらって、うれしいのか無邪気にほほえむ
女の子の美しい大きな瞳を見ていたら泣けてくる。
取材しているイギリスのキャスターも胸が詰まるようだった。


イスラエルもこれまで多大な軍事援助をしてもらったアメリカには
耳をかすようであるから、
なんとかオバマ大統領には平和に尽力してもらいたい。
もう、可哀想な子どもをこれ以上増やして欲しくない。